現役復帰の織田信成が逆転優勝するも全日本は出られず!手続きに不備

フィギュアスケート男子で、2010年バンクーバー五輪で7位入賞し、2022年に現役復帰した織田信成(36=大阪スケート倶楽部)が、10年ぶりの出場を目指した全日本選手権(12月20~24日、長野)への道が断たれていたことが判明した。

2013年12月の全日本で現役引退を表明した織田信成。2014年の年初に「引退届」を提出したが、2022年に現役復帰。その際、「復帰届」の提出が遅れたことで、今回のトラブルに至ったようだ。

織田信成が西日本で逆転優勝!全日本には出られず

一度は現役を退いた「氷上のお殿様」織田信成が9年ぶりに競技会に戻ってきたのは昨年秋。このたび西日本選手権では優勝を果たしたが、現役復帰手続きに不備があったため、12月に長野市で行われるフィギュアスケートの全日本選手権に出場できないことがわかった。

10月28日は、12月の日本選手権の予選会となる西日本選手権(広島・ひろしんビッグウェーブ)で優勝し、国内最高峰のリンクである全日本選手権へ進む上位6人の枠に入った織田信成。

前日27日のショートプログラム(SP)は7位発進だったが、この日のフリーでは4回転トーループ2本を着氷。フリー155・45点の合計216・75点と一気にまくりあげ、見事逆転優勝を果たした。

だが、織田は全日本選手権出場のために日本アンチ・ドーピング機構(JADA)から義務づけられている大会6カ月前までのJADAへ届け出と競技外検査を履行出来ていなかったため、出場することが出来なくなったという。

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