韓国ドラマ「冬のソナタ」が日本で放送されて20年。2002年に韓国のKBS（韓国放送公社）で放送された同ドラマは、翌年に日本上陸。2003年に日本のNHK衛星、2004年にNHK総合で放送されると熱狂的なブームを巻き起こし、「冬ソナ現象」が日本を席巻した。
主演の“ヨン様”ことペ・ヨンジュンが初来日すると、羽田空港にはお出迎えのファンが集結。その数、約5000人と報じられるほど空前の熱気に。王子様的な雰囲気が女性たちを虜にし、「微笑みの貴公子」と呼ばれたヨン様ことペ・ヨンジュンは現在何をしているのだろうか？
ヨン様の現在は実業家に
日本の音楽番組を見ていても、男女ともに韓国のアイドルグループを見ない日はないほどで、K-POPが世界中で人気になって久しい。そして映像作品も、「愛の不時着」をはじめ「梨泰院クラス」など、韓国ドラマが再び旋風を巻き起こしている。
そんな「韓流」ブームの原点となっているのは、やはり「冬ソナ」こと人気ドラマ「冬のソナタ」であろう。「冬ソナ」は日本での韓流人気のきっかけとなり、今日の韓国エンタメ人気へと続いている。
韓国ブームの火付け役である「ヨン様」ことペ・ヨンジュンだが、冬ソナ以後の数年間は映画や日本のテレビCMなどでも多く出演し活躍していたものの、それ以降メディアなどで見ることはないのでは？
実はヨン様、俳優としての仕事は休止中で、現在はもっぱら実業家に転身しているようなのだ。ヨン様は『冬のソナタ』の報酬のうち90億ウォン(日本円でおよそ9億円)を、倒産寸前だったソフト会社に出資し、株式の37.5％を所得してその会社の経営権を取得したとのこと。
そして買収と同時にその会社を社名変更し、当時自身が所属していた芸能事務所を子会社へ編入させ、芸能事務所／映画制作を手がける総合エンターテイメント会社として再建、急速に事業を拡大していったという。
ヨン様はこの頃から実質俳優活動を休止して、実業家として新たな道を切り拓いていくことに決めたようだ。そしてこの事業は現在に至るまで大成功を収めているということらしい。
