現役復帰の織田信成が逆転優勝するも全日本は出られず!手続きに不備

申請するも却下され

織田信成は2014年1月の引退届提出時、同2月のソチ五輪(オリンピック)出場を目指していた実績などから「国際レベルアスリート」として日本アンチ・ドーピング規程に基づいた「登録検査対象者リスト(RTP)」に名があった。

このリストに入ったスケーターが全日本選手権や冬季国体に出場する意思を持って復帰する場合は、スケート連盟への選手登録に加え、JADAに対しても復帰届を提出する必要があったということのようだ。

『復帰届』をJADAが受領した日から6か月の間、ドーピング検査を受けられるようにする必要があるため、その間『国際競技大会』および『国内競技大会』への参加はできません」と明記されているという。

JADAによると、全日本選手権出場が認められない流れを知った織田サイドは今年8月、世界ドーピング防止機構(WADA)へ適用除外申請を行った。だが申請は却下され、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)への不服申し立て期間も終了してしまった。

昨シーズンも手続き未履行で大会出場

また、織田は今年1月に青森・八戸市で行われた冬季国体の成年男子に出場したが、この国体もJADAが定める国内競技大会。個人9位となり、都道府県別で大阪は3位に入ったが、これはJADAが復帰届を受理していない状態での演技だったことになる。このため、昨季国体の成績は扱い協議中だとのことだ。

全日本選手権出場不可が確定したことを把握した上で、秋の近畿選手権、西日本選手権に臨んでいたという織田信成。西日本で優勝はできたものの、その先の全日本は出場権がないということで、優勝しても気持ちは複雑だったのかもしれない。

来年1月27日から北海道苫小牧市で開かれる冬季国民スポーツ大会(国スポ)には出場できるため、今後については「出られるように練習していきたい」とコメント。

ただ来季については「(国スポで)やり切れたと思ったら来シーズンはない」と前置きしたうえで、「結果だったり自分の体とか練習の過程を見ながら要相談という感じ。後ろ向きではない」と語った。

今回の一連の件に関し、日本スケート連盟は「2013年末の引退から復帰までに長いブランクがありました。そのために届出を履行できなかったものですが、連盟として、織田選手に対し、競技復帰の手続きに関する適切なサポートができなかったことは、申し訳なく遺憾に思います」とコメントしている。

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