世界的に大人気ラッパーの50セントが、仮想通貨の代名詞であるビットコインで億り人になっていたというニュースが流れ話題となっている。
大人気ラッパー50セントが億り人になったと報じたのはニュースサイト「TMZ」。報道によると、ラッパーとしてだけでなく俳優や起業家としてマルチに活躍する50セント(本名Curtis Jackson)。
彼はビットコインを自身が保有していたことをしばらく忘れていたようだ。
大人気ラッパー50セントが仮想通貨で億り人
今回の報道で話題となっているラッパー・俳優・起業家としてマルチに活躍する50セントは、2014年に発売したアルバム「Animal Ambition」の支払いをビットコインで受け取っていたという。
アルバム「Animal Ambition」の支払いで受け取ったのは700ビットコインだったそうで、当時のビットコインの相場は1ビットコインが650ドルから700ドル程度。当時の報酬は約50万ドル(約5500万円)だった。
しかし、仮想通貨の人気とともにビットコインは急騰。ここ数ヶ月はバブルがはじけたといわれているほど乱高下する状態だが、1ビットコインの価格は1万ドル(約110万円)を超えている。
50セントがアルバム「Animal Ambition」の報酬で受け取ったビットコインは現在810万ドル(約8億8000万円)に相当になっている。
インスタグラムで報告
2014年発売のアルバム報酬を仮想通貨ビットコインで受け取っていた50セントは、インスタグラムの投稿で仮想通貨で億り人になった事実を公開。
「(ビットコインを受け取っていたことを)しばらく忘れていたが、自分でも大したものだと思う」
と、アルバムを仮想通貨ビットコインでの支払いにしたことに述べている。メディアや50セントのファンは、彼がこのビットコインを手放すのかそれともホールドするのか話題となっているようだ。
過去には自己破産を申し込んだ50セント
大人気ラッパーの50セントは2003年に発売されたアルバム「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン/Get Rick or Die Tryin’」で大ブレークを果たした。
その後、2015年には資産が2,000万ドル以下であるのに対し、負債が3600万ドルに及ぶ状態に陥ってしまい米当局に自己破産を申請していた。
2016年6月25日にはセントクリストファー・ネイビスで開催された音楽フェスティバルのパフォーマンス中に違法な言葉を連発したとして逮捕されている。
仮想通貨で一躍億り人となった50セントの今後に注目したい。
50セント
50セント(フィフティーセント)1975年7月6日アメリカ合衆国生まれニューヨーク州ニューヨーク市クイーンズ区ジャマイカ地区出身。ラッパー・俳優・企業家・エグゼクティブプロデューサー・プロボクシングプロモーターとして活躍。
名前の由来は1980年代にニューヨークのブルックリン界隈で30人あまりを殺害し、50セントでさえも奪った実在のギャングであるケルビン “50セント” マーティンに由来している。
50セントの母親はドラッグ・ディーラーで、50セントが8歳の時に何者かに殺害。父親はおらず、母親の死後祖父母に育てられた。
12歳の時に麻薬売買を始めた50セントは、ドラッグディーラーとして名を馳せた。1996年、友人の紹介によりRun-D.M.C.のジャム・マスター・ジェイ主催のレーベルJMJと契約。
1999年コロムビア・レコードと契約しシングル『How To Rob』でヒット。2000年に祖母宅前で銃撃事件に巻き込まれレコード会社がトラブルを恐れ契約を解除。
その後エミネムの目にとまり、彼のレーベル、シェイディ・レコード(Shady Records)とドクター・ドレーのレーベル、アフターマス・エンターテインメント(Aftermath Entertainment)との共同契約を果たす。