SKEメンバーがプロレスデビュー!卒業の松井珠理奈からも応援メッセージ

アイドルグループ・SKE48の荒井優希(22)が今月4日、東京・後楽園ホールで東京女子プロレスデビューを飾ったことが話題になっている。

新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令中のため無観客での実施。20分1本勝負のタッグマッチに臨んだ。荒井は渡辺未詩(21)とタッグを組み、伊藤麻希(25)・遠藤有栖(23)組に挑戦。

リング上での荒井は、鋭い目つきで大声を張り上げるなど、普段の姿からは一変した様子を見せた。試合は、先日グループを卒業した松井珠理奈も視聴したようで、激励のメッセージが届いた。

得意のかかと落とし披露も惜敗

出典:日刊スポーツ

セーラー服をモチーフにした青と白のコスチュームで入場した荒井は、最初はカメラに笑顔を向けるなどしていたが、ひとたびリングに上がると、鋭い目つきで相手をにらむなど、普段のアイドルの姿から一変。

「うりゃー」、「おりゃー」と大声を張り上げて相手に飛び込み、何度投げられても根気強く立ち上がる姿をみせた。

荒井は序盤から相手に押され、終始劣勢。あごを反り上げる絞め技「キャメルクラッチ」で「うぅっ!」と悶絶の表情を浮かべて、思わずロープにエスケープする場面もあった。

試合開始から10分後ほどで、反撃のチャンスが訪れた。試合中盤には、今年から東京女子プロレスの山下実優(26)をトレーニングのパートナーに迎えて本格的にプロレスの練習を重ねた成果も披露した。

試合前に「是非見せたい」と意気込みを話していた、バレエ経験を活かした得意のかかと落とし「ファイナリー」を連発して相手を追い詰めるシーンも試合中盤には見られたが、3カウントを奪うことはできず。

最後は伊藤に固め技の「四つ葉固め」を決められ、逃げる余力は残って居らず、屈辱のギブアップで苦いデビュー戦となった。

対戦相手「お前は弱い」と挑発

荒井は先月14日、東京女子プロレスに本格参戦することを表明。同21日の対戦カード発表会見では、伊藤から「SKEの肩書に救われてるヤツにしか見えない」と挑発され、「すごく悔しい。本番、リングの上で分かってもらえれば大丈夫」と火花を散らしていた。

対戦を懇願していた荒井を返り討ちにした伊藤は、試合後のマイクパフォーマンスで、

「荒井優希、お前は弱い。でも今見てくれているお客さんはお前の弱い姿よりも、弱くても戦う姿に勇気もらえたやつはたくさんいると思う。SKE48の荒井優希じゃなくて、プロレスラーの荒井優希だ」

と、荒井にはっぱをかけた。

「アイドルと、同じように夢を与え続けろ。今日の試合で満足すんなよ。負けたら絶対次は勝てよ。何年かかっても伊藤麻希をつぶしにこい!何回もつぶしてやるよ! 興味ないけど、頑張れ」

と挑発し、また将来の再戦を示唆した。敗戦した荒井は伊藤の挑発には乗らず、

「今日は負けちゃったけど、絶対強くなるので見ていてください。応援してください」

と話し、リングを後にした。今後も1か月に1回のペースで参戦する予定で、初勝利に期待がかかる。

松井珠理奈も試合を観戦でメッセージ

試合前日にはツイッターに上記のように心境をつづいっていた荒井。また別の場では、試合前に以下のようにコメントしていた。

「昨日まで緊張したけど今はすごい楽しみ、練習した成果が出せたら。まだまだ足りない部分が多いですが、アイドルとして私も8年くらいやってきたので頑張りたい。無観客はすごく寂しいけど、画面の向こうで見てくれると信じているので、最後まで見てください」

デビュー戦は無観客で開催されたものの、インターネットで生配信された。大のプロレス好きとして知られ、先月29日にSKE48を卒業した松井珠理奈(24)も視聴したことを明かし、過去の荒井とのツーショット写真とともに、ツイッターに書き込み。

「優希ちゃんデビューおめでとう デビューをしっかり見守れたから、ここからプロレスラーとしての彼女も楽しみになりました。『絶対強くなる。』その言葉忘れないよ」

と、元チームメイトの今後の活躍に期待を寄せた。また、試合の前日には不安な気持ちに駆られた荒井が松井珠理奈に電話をかけたといい、SKE48の絆の強さが垣間見えた。

「生半可な気持ちではない」と意気込みをみせる荒井。今後、初勝利のニュースが聞ける日が待ち遠しい。