好きな/嫌いなワイドショー司会者は誰?坂上忍や羽鳥アナ加藤浩次ランクイン

春の番組改編からまもなく1か月。今年の春も、小倉智昭擁する「とくダネ!」(フジテレビ系)の終了や、お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜が「スッキリ」(日本テレビ系)を卒業するなど、さまざまな変革があった。

そろそろ変化にも慣れてきたところ。新年度の朝や昼のワイドショーの新たな顔ぶれを、視聴者はどう受け止めているのだろうか、ということで、J-CASTニュースが行った「好きなワイドショー司会者」「嫌いなワイドショー司会者」の調査結果に注目が集まっている。

石井アナ・羽鳥アナが人気!

 J-CASTニュースでは、各局のワイドショー司会者16人をピックアップし、約2週間にわたって「好きな司会者」「嫌いな司会者」を投票してもらう形で調査を行ったという。

 投票はJ-CASTニュースのサイト上で、2021年4月13日から投票作成サービス「トイダス」を用いて行い、4月30日9時時点の状況を集計。「好きな司会者」「嫌いな司会者」、それぞれ6781票、6357票が集まった。

「好き」「嫌い」ともに、1位の司会者が2位以降を大きく引き離す結果となった。まず「好きな司会者」で、2位以下を大きく引き離してダントツの1位だったのが、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」のMCを努める石井亮次アナウンサー(44)。全体の票の29.67%(2012票)を獲得した。

出典:「ゴゴスマ」公式サイト

石井アナは東海3県(愛知、岐阜、三重)のローカル番組としてスタートした13年からMCを務めている。毎年のようにネット局を拡大し、21年春から毎日放送(MBS、大阪市)でも放送が始まった。石井アナの物腰の柔らかさを評価する声が非常に多いようだ。

続いて2位にランクインしたのが、言わずと知れた「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)の羽鳥慎一アナウンサー(50)で、12.11%(821票)を獲得した。

出典:yahoo!ニュース

レギュラーコメンターに玉川徹氏を据え置き、また曜日ごとに石原良純、長嶋一茂などの違ったゲストコメンテーターを迎える同番組。

スタジオの大きなボードにたくさんのパネルが貼られ、メインキャスターの羽鳥アナが解説しながらそれをめくっていく、という手法が好評を博しているようだ。

この形式をとるからには、解説をする羽鳥アナもかなり勉強や下調べをしないといけない。それをこなしてしまうのだから、さすが羽鳥アナの手腕といったところだろう。

博多華丸・大吉や加藤浩次も健闘!

2位の羽鳥アナ以降、3位にNHKの「あさイチ」から博多華丸・大吉の2人が9.38%(636票)、4位に僅差で「スッキリ」(日本テレビ)総合司会の加藤浩次および同番組の岩田絵里奈アナウンサー(25)が9.2%(624票)で並んだ。

「あさイチ」といえば、博多華丸・大吉ののほほんとした雰囲気に癒やされている視聴者も多い一方で、彼らの頭の切れのいい「返し」はたびたび「神対応」としてネットニュースなどに取り上げられる。

先日、番組を担当していた近江友里恵アナウンサーの退社および番組卒業が話題になった際にも、彼女の負担にならないように自然に話を振ったうえで、また深掘りもしないという「大人」な対応にも賞賛の声が多く上がった。

出典:オリコンニュース

4位にランクインしている加藤浩次は、「狂犬」とでも言おうか、忖度せずに話題に切りこんでいくような一面があるゆえにたびたびネットニュースなどに取り上げられることもあるが、そういった彼のキャラクター性や、人情に厚い部分に惹かれている視聴者も多いことだろう。

また、この春から初めてとなる情報番組のメインキャスターを務めている谷原章介(めざまし8・フジテレビ)も続いて6位にランクインしており、始まったばかりながらに高評価のようで、本人も安心ではなかろうか。

嫌いなMCは坂上忍や斎藤ちはるアナら

出典:デイリースポーツ

「嫌いな司会者」でも、1位が他を引き離した。「バイキングMORE」(フジテレビ)の坂上忍(53)で、19.95%(1268票)を占めた。坂上は番組で取り上げた話題に対して持論を展開することが多く、それをスポーツ紙やネットニュースが取り上げることが多い。よくも悪くも注目されているのであろう。

 2位は「モーニングショー」(テレビ朝日)の斎藤ちはるアナ(24)で、16.11%(1024票)を獲得。アイドルグループ・乃木坂46出身という異色の経歴ゆえの、華やかすぎる容姿が影響している可能性もある。

3位は「ミヤネ屋」の宮根誠司アナで15.49%(985票)。「ゴゴスマ」石井アナの物腰の柔らかさとは逆の、押しの強さが一部の視聴者の反感を生んでいるようだ。

また、「嫌いな司会者」の上位にも加藤浩次および羽鳥アナの名前が入っており、視聴者によって好き嫌いが分かれる司会者であることが調査結果からわかった。

情報番組・ワイドショーでは、世間の話題となっている事柄を多く取り扱い、さらに通常のニュースよりも深掘りしなければならないため、ある程度自分の意見を言うことが求められる。

そういった特色から、視聴者によっては自身の意見と違う主張をする司会者やコメンテーターにむっとすることもあるだろう。司会者側は、ある程度世間を敵に回しかねないことも織り込み済みかもしれない。

アンケート結果の詳細はこちら(J-CAST ニュース)