歌手として世界中から大人気のレディー・ガガ(32)が、9月24日放送の「V6の愛なんだ 2018」(TBS系)に出演し、番組内での行動が大きな話題となっている。
「V6の愛なんだ」は、1997年10月から2008年9月まで放送されたV6が出演する大人気学校教育バラエティ番組「学校へ行こう!」のスタッフが再集結して制作された特番。
レディー・ガガの行動が話題となったきっかけというのが、学生が屋上から思いの丈を叫ぶ人気企画「未成年の主張」でのある主張がきっかけだった。
人気企画「未成年の主張」で夢を叫んだ
大人気番組「学校へ行こう!」で学生が屋上から思いの丈を叫ぶ大人気企画だった「未成年の主張」。「V6の愛なんだ 2018」でも行われた「未成年の主張」に登場した高校生・浅井健良くんの主張からレディー・ガガへと繋がった。
浅井健良くんは自身が引っ込み思案な性格を変えるために英語を勉強してレディー・ガガに会ってインタビューをしたいという夢を屋上で生徒たちの前で真剣に叫んだ。
なんと、「V6の愛なんだ 2018」ではその夢を叶えるために自身が主演を務める映画のワールドプレミアでベネチア映画祭を訪れているレディー・ガガに会いに行くことを番組が協力したのだった。
レディー・ガガの神対応
ベネチア映画祭を訪れているレディー・ガガに会いに行く森田剛(39)と浅井くんはアポイントもないためレッドカーペットを通る彼女に直撃インタビューを敢行するももちろん失敗した。
アポもない為当然と思われる今回の企画だが、諦めた矢先に映画会社スタッフの粘り強い交渉によってわずか3分ながらインタビューの機会をなんとか獲得したのだ。
「僕は自己主張が上手じゃありません。なぜ上手に自己表現ができるようになったんですか?」
と、憧れのレディー・ガガとの対面を果たした浅井くんはたどたどしい英語で質問。それに対し真剣な眼差しで、
「私もこの映画の主人公・アリーのように自信がないところがある。でもね、あなたやファンの人たちの目を見ていると私は強くなれるわ。ありがとう」
自身が主演する映画の主人公と同じ様に自信がない彼女も浅井くんやファンのおかげで私は強くなれるとコメントし、浅井くんの思いを受け止めた。
あなたは強いとレディー・ガガは浅井くんへエールを送り、ハグと握手した手にキスという神対応まで飛び出した。こうしたレディー・ガガの行動にネットやSNS上では、
「ガガ様素敵すぎる!」
と多くの称賛の声が寄せられ、夢を叶えた浅井くんがツイッターのトレンドワード入りするという盛り上がりを見せた。
レディー・ガガの神対応には壮絶な過去が関係
シチリア島をルーツとするイタリア系アメリカ人でインターネット企業の実業家の家庭で裕福で箱入り娘として育てられたレディー・ガガ。
マンハッタンのカトリック系私立学校、で超お嬢様学校として有名な聖心女子学院へ進学した彼女は、一代の成り上がりの家庭であったため周囲に馴染めなかったという。
さらに変わった性格で、話し方も大胆で芝居じみていたためいじめに遭い、ロッカーには悪口が書かれ、廊下では常に“売女”と罵られたり、街では男子に同級生の目の前で抱え上げられ、ゴミ箱に捨てられたこともあるというという壮絶ないじめに合っていたことを告白している。
一部の心ない人からいじめられていた壮絶な過去を持つレディー・ガガの代表曲「Born This Way」は、私は私という思いが強く、LGBTの人々やいじめられている子供への支援に余念がない。
そうした背景から今回日本のバラエティ番組である「V6の愛なんだ 2018」の企画で自己表現をしたいという浅井くんの主張にも共感しインタビューに繋がったようだ。
日本でも主演映画「アリー スター誕生」は12月21日から全国で公開されるレディー・ガガ。ミュージシャンまた役者として、過去の壮絶ないじめを乗り越えた彼女だからこそより多くの人々に勇気を与えてくれるだろう。