金正恩の兄・金正男氏が暗殺!殺害方法・政権争い後の現在と生い立ちとは?

韓国メディアが14日に北朝鮮の故金正日総書記の長男で、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄・金正男氏が13日、マレーシアのクアラルンプールの空港で女に殺害と報道し、情報が錯綜し騒然となっている。

暗殺されたとされている金正男氏の殺害方法は毒殺の可能性もあると報道されている。韓国政府は14日夜に、報道について「現時点で確認できるものはない」とコメントしている。



金正男氏がマレーシアのクアラルンプールの空港で暗殺!殺害方法

出典:twitter画像

マレーシアの報道によると6日にマレーシア入りしていた金正男氏、暗殺事件発生は13日午前8時(日本時間同9時)ごろで、マレーシア警察は14日に金正男氏の死亡を確認。

ロイター通信は、金正男氏が13日にクアラルンプールからマカオに向かう途中に、出発を待つ間にショッピングエリアで倒れ、病院へ向かう途中で死亡が確認されたという。

韓国メディアは、空港で女2人が毒の付いた針で刺して金正男氏を殺害。マレーシア警察が車で逃走した女2人の行方を追っていると伝えている。

また、2人が北朝鮮の工作員で針に毒が仕込まれていた説の一方で、「化学物質を含んだ布をかぶせられた」と伝えるマレーシアの報道もあるという。

暗殺されたとされている金正男氏の殺害方法など現在情報が錯綜している。

暗殺された金正男氏の政権争い後の現在と生い立ちとは?

金 正男(キム・ジョンナム)1971年5月10日生まれ。北朝鮮の第2代最高指導者金正日の長男で、現在第3代最高指導者金正恩の異母兄

政権争い後の現在
朝鮮の儒教では相続するのは長男というのが一般的で後継者候補であるとされてきた金正男氏。2007年2月25日に、日本・韓国メディアで金正男氏が後継者問題について「関心が無く、させられてもやらない」と知人に述べていることが報道。金正日氏にロシア語を教えた金賢植によると、

「正男は出生当時、出生が極秘にされたことから、後継者になるのは難しい」

との見解。次男・金正哲を推す軍部の強硬派である李済剛が失脚。金正男を推す金正日の義弟の張成沢が権力を掌握、正男が後継者になる可能性が高まったとの報道あった。

その後2008年9月には金正日の重病説が流れたこともあり、一部では後継者問題に再び火がついたという見方をされている。2009年6月5日にメディアでは、金正男が滞在先のマカオから中華人民共和国に亡命する見込みが強まっているとの報道。

三男・金正恩を後継とする体制づくりが急ピッチで進んでいるとされ、

「政治には興味が無い、金正恩との関係は自分の弟であるという関係で、後継は父が決めたことだからそれに従う。マカオは旅行で滞在し亡命ではない」

とコメントしている。しかしこの頃、金正恩によって暗殺されかねない状況にまで追い込まれた金正男氏に慌てた金正日が金正男暗殺阻止のため、中国政府に彼の身辺擁護を依頼。

生い立ち
暗殺された金正男氏は故金正日・成蕙琳の間に北朝鮮の平壌で生まれる。スイスのジュネーヴのインターナショナルスクールなどに留学歴があると言われているが正確なことは不明とされている。12歳から14歳まではソビエト連邦のモスクワで暮らしていたようだ。

1995年から中華人民共和国北京で生活を始め、経済発展ぶりを見て北朝鮮の改革開放を志す。母国語の朝鮮語の他に英語やフランス語を話し、またロシア語、中国語(広東語)もある程度話せるという。