岸田文雄首相は1月13日、Ｘ（旧ツイッター）を更新。能登半島地震での二次避難において「事実に基づかない投稿が散見されます」と異例の注意呼びかけを行った。これは、タレントのラサール石井の投稿に反応したものと思われる。
以前より政治的な発言が目立つラサール石井のX。能登半島地震の被災地入りしたことで賛否が分かれている、れいわ新選組の山本太郎代表（49）に対しても支持の姿勢を見せ、賛否の声が集まっているところだ。
ラサール石井が岸田首相に「あんた」と批判
タレントのラサール石井の、厳しいX投稿が注目を集めている。事の発端は、岸田文雄首相のツイートだ。
岸田首相は元日に起きた能登半島地震をめぐり、自身のXで1月11日夜「自らと命と健康を守るため、ぜひホテルや旅館などへのより安全な環境へ、積極的な二次避難をお願いします」などと被災者に対し、2次避難を呼びかける投稿をした。
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ラサール石井はこれを引用。12日夜の投稿で「被災者にそんな金あるか。だったらあんたが金を出して、旅館やホテルを借り上げ避難民を移動させろ。五輪誘致のアルバム作りみたいに、馳浩石川知事に官房機密費から金出してやらせろ」と、同県知事の〝不祥事〟を持ち出したうえで、岸田首相に対して強い言葉遣いで述べた。
被災者にそんな金あるか。だったらあんたが金を出して、旅館やホテルを借り上げ避難民を移動させろ。五輪誘致のアルバム作りみたいに、馳浩石川知事に官房機密費から金出してやらせろ。 https://t.co/nuoRw2gyzl
— ラサール石井 (@bwkZhVxTlWNLSxd) January 12, 2024
だが、政府や自治体が2次避難所としてホテルや旅館を借り上げ、多くは被災者は無償で利用できることは、既に複数のメディアで報じられている通りだ。
能登半島地震の被災者をめぐっては12日、斉藤鉄夫国土交通相が、2次避難先として各県などに計2万5000人分のホテルや旅館を確保したとも発表している。そういった状況のため、ラサール石井が何について「そんな金あるか」と訴えているのか不明瞭に。
そのためXでは「落ち着けｗ」「国がホテルなんかを借り上げて被災者に提供するの、昔からやってただろうが」「このポスト早く訂正した方がいいと思いますが…」「政府を批判してやろうという前提だからそのような解釈になるのだと」
「総理は国が借り上げた旅館やホテルに二次避難所として移動して欲しいと言ってます」「二次避難は自己負担じゃないのでは？」「総理に向かってあんた呼ばわり」などのツッコミが続々と寄せられている状況となっている。
