今話題のスパイファミリーとは?人気の秘密やあらすじ 主題歌はヒゲダン・星野源

今話題の漫画「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」をご存じだろうか。スパイファミリーは今年4月からアニメ化したこともあり、現在話題沸騰中だ。ネットニュースなどでもスパイファミリーの話題を見ない日はない。

今回の記事では、そんな話題のスパイファミリーの人気の理由や、簡単なあらすじなどをご紹介していこうと思う。

偽の家族!スパイに殺し屋?

スパイファミリーは、『少年ジャンプ+』(集英社)において2019年3月25日より隔週月曜更新で連載中の漫画だ。2022年5月現在、9巻まで発売されている。2022年4月よりテレビアニメが放送開始された。単行本と電子書籍は累計1800万部を突破している。作者は遠藤達哉。

「新感覚コメディ」とも表現されるこの作品は、凄腕スパイ「黄昏」が、とあるミッションを成功させるために形成した「即席の疑似家族」をテーマにしたストーリーとなっている。

敏腕なスパイである「黄昏」は、より良き世界のため日々、諜報任務にあたっていた。そんな彼にある日、新たな困難な司令が下り、任務のために仮初めの家族をつくり、新生活を始めることとなった。

医者「ロイド」を名乗り、即席で集めた「娘」「妻」には、どちらも裏の顔があった。妻は殺し屋で、娘は超能力者というイロモノ揃いだったのだ。破茶滅茶な素性の3人が集まったことで、しかもお互いの素性を知らないままで過ごしていく家族生活は、予想だにしない展開へどんどん進んでいく。

赤の他人だった3人が「仮初の家族」を築き、「家族としての普通の日常」を送るために日々のトラブルと奮闘するホームコメディとなっている。

人気の秘密はキャラが個性的!

スパイファミリーが人気な理由はいくつかあろうが、その中でも強調しておきたいのが、その個性的で魅力的なキャラクターたちだ。前の段落でご紹介した通り、父はスパイ、母は殺し屋、娘は超能力者というなかなか強烈な家族だ。

さらにこれを面白くさせるのが、父と母は普段一般人として暮らしているが、お互いの裏の顔は知らない。そして、自分たちの一般人への偽装は完璧だと信じ込んでいる。

そんな中で、異質な存在は娘だ。なぜなら彼女は超能力者であり、人の心を読むことができるため、父と母の素性を最初から知っている。真実を知っている娘と、何も知らない父母という構図、そして知らないがゆえにかみ合わない会話や、トラブルが発生してもなんだかんだと色々とうまくいってしまうことに愉快さがある。

娘・アーニャがあまり賢くないところもご愛敬だ。有用な超能力を持っていながら、その使い道があまり賢くなく、読者がフフッと笑ってしまうような内容が多くなっていて、とても可愛らしいのだ。

今年4月からアニメ化でさらに話題

もとより人気作・話題作だったスパイファミリーだが、今さらに人気度が加速しているのは、今年の4月からアニメ化となったためだ。

主要キャラクターのメインキャストには、以下の3人が抜擢されている。

(黄昏)ロイド・フォージャー(CV:江口拓也)
(娘)アーニャ・フォージャー(CV:種崎敦美)
(妻)ヨル・フォージャー(CV:早見沙織)

放送日時は地域や放送局による。テレビを見ないという人も、各動画サイトでも配信されているので安心だ。ABEMAやHulu、Amazonプライム、Netflixなどの各種媒体で視聴することができる。現段階では、20話前後の放送が予定されているようだ。

楽曲も豪華!ヒゲダンに星野源

アニメといえば、楽曲も見逃せない。スパイファミリーは、オープニング・エンディングテーマともに豪華なことでも話題となった。オープニング主題歌を「Official髭男dism」、エンディング主題歌を星野源が担当している。

Official髭男dismが担当するオープニング主題歌のタイトルは「ミックスナッツ」、星野源のエンディング主題歌のタイトルは「喜劇」だ。

主題歌を担当するアーティストが発表された時点で、SNSでは、「めっちゃ豪華じゃん」「激アツ!!」「本当に本当に最高すぎ!」という声のほか、「アニメの期待値上がりまくり」「アニメ見る以外の選択肢がない!」と、放送を待ち望む声も次々とあがった。

近年、アニメの主題歌は音楽シーンを席巻しているといっても過言ではないだろう。「鬼滅の刃」シリーズで何曲も担当しているLiSAや、アニメ「BEASTARS」のオープニングに起用された「怪物」(YOASOBI)、映画版「呪術廻戦」の主題歌となった「一途」「逆夢」(King Gnu)など、大ヒットを飛ばしている楽曲にはアニメのタイアップがついているものも決して少なくない。

そんな中で、新作アニメのテーマソングに、今もっとも勢いのあるアーティストの一角である「Official髭男ism」「星野源」を起用したというのは、アニメ制作側の「本気」度も見て取れるようだ。