このマンガがすごい!1位チェンソーマンは次回最終回で重大発表も

宝島社がその年の人気漫画をランキング形式で発表するガイドブック『このマンガがすごい!2021』が14日に発売されることが発表された。

オトコ編1位は藤本タツキ氏の『チェンソーマン』(集英社)、オンナ編1位は和山やま氏の『女の園の星』(祥伝社)に決定した。

『このマンガがすごい!』は2006年から毎年刊行されており、昨年には人気漫画『鬼滅の刃』が6位にランクインしている。

ランキングがこちら

2021年版で見事1位となったチェンソーマン。昨年の第4位から躍進した。

オトコ編、オンナ編ともにトップ10は以下のようになっている。

・オトコ編

1位 『チェンソーマン』 藤本タツキ(集英社)
2位 『葬送のフリーレン』 山田鐘人(作)アベツカサ(画)(小学館)
3位 『九龍ジェネリックロマンス』  眉月じゅん(集英社)
4位 『水は海に向かって流れる』 田島列島(講談社)
5位 『竜女戦記』 都留泰作(平凡社)
6位 『ダンピアのおいしい冒険』 トマトスープ(イースト・プレス)
7位 『大ダーク』 林田球(小学館)
8位 『忍者と極道』 近藤信輔(講談社)
9位 『僕の心のヤバイやつ』 桜井のりお(秋田書店)
10位 『ベルリンうわの空』 香山哲(イースト・プレス)

・オンナ編

1位 『女の園の星』 和山やま(祥伝社)
2位 『後ハッピーマニア』 安野モヨコ(祥伝社)
3位 『薔薇はシュラバで生まれる—70年代少女漫画アシスタント奮闘記—』 笹生那実(イースト・プレス)
4位 『マイ・ブロークン・マリコ』 平庫ワカ(KADOKAWA)
5位 『カラオケ行こ!』 和山やま(KADOKAWA)
6位 『ミステリと言う勿れ』 田村由美(小学館)
7位 『わたしの幸せな結婚』 顎木あくみ(作)高坂りと(画)月岡月穂(キャラ)(スクウェア・エニックス)
8位 『かしこくて勇気ある子ども』 山本美希(リイド社)
9位 『消えた初恋』 アルコ(画)ひねくれ渡(作)(集英社)
10位 『ゆびさきと恋々』 森下suu(講談社)

オンナ編で見事1位を獲得した和山やま氏は、別作品『カラオケ行こ!』も5位にランクインしており、1人で2作品トップ5入りという快挙を果たしている。

注目のチェンソーマンは次回最終回

オトコ編の1位ということで注目を浴びている『チェンソーマン』だが、週刊少年ジャンプで次回に最終回を迎えることが発表されている。

『チェンソーマン』は、チェンソーの悪魔・ポチタと契約し、悪魔を身に宿し、不死身の肉体を手に入れた主人公「デンジ」の物語。

騙され借金まみれで、貧乏な生活を送っていたデンジだが、公安の重要人物であるマキマにスカウトされ、デビルハンターとして活躍していく、というダークヒーローものだ。

唐突に明かされる謎や衝撃の展開が話題を呼び、少年漫画の枠を越えた過激な描写と息もつかせない怒涛の展開の連続によって、『ジャンプ』が発売される度に、最新話の内容がツイッターでトレンド入りする人気作品だという。

終わりそうな雰囲気はこれまで全く出しておらず、また次世代のジャンプを担うとも言われていただけに、このタイミングでの最終回には驚きの声も多かった。

「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019」9位、「第5回次にくるマンガ大賞」コミックス部門2位にも選出されている。

コミックスは現在9巻まで発売されている。2018年12月に連載が開始され、約2年での連載終了となった。

作者の藤本タツキ氏と担当編集の林士平(りん しへい)氏のコンビは、前作の『ファイアパンチ』でも大きな話題になっている。

今回の1位を記念し、PVも作成されたようだ。

最終回での重大発表とは?

編集者である林士平氏のTweetが上記だ。「重大発表とは別の嬉しいニュース」が今回の「このマンガがすごい」での1位獲得だろうと思われる。

それでは最終回とともに「週刊少年ジャンプ」本誌で発表される「重大発表」はなんなのか、ということに話題が集まっている。

Twitterなどで噂されているのは、アニメ化あるいは映画化ではないかということだ。チェンソーの悪魔に返信する、という描写なだけに、実写化は難しいであろう。

あるいはジャンプの別誌(月刊少年ジャンプなど)で連載されるという可能性もあるが、その場合は「重大発表」とは表現しないのではと思われる。

次回の週刊少年ジャンプの発売を待とう。

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