海猿の原作者が実写版は「クソ映画」と苦言!主演・伊藤英明も反応

「海猿」「ブラックジャックによろしく」などの作品で知られる人気漫画家の佐藤秀峰氏が2月2日、自身のnoteを更新し、漫画作品の実写化にまつわる様々な苦悩を明かした。

連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者である芦原妃名子氏が遺体で見つかった件を契機に、原作者と脚本家・プロデューサーのあり方について連日ワイドショーなどで問われているが、その問題は実に根深いようだ。

海猿の原作者が芦原妃名子さん追悼

「海猿」や「ブラックジャックによろしく」などの人気作品で知られる漫画家の佐藤秀峰氏が2日、自身のnoteを更新。日本テレビ系で昨年10月クールに放送された連続ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんを追悼するとともに、「海猿」映像化でフジテレビと“絶縁”に至った経緯を改めて明かした。

佐藤秀峰氏はnoteに「死ぬほど嫌でした」と題して投稿。「日本テレビ系ドラマ『セクシー田中さん』の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが亡くなられました。とても悲しいです」と率直な心境を吐露した。

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「漫画を原作とした映像化のトラブルということで、僕の名前を思い出す人も多かったようです」とし、自身とフジテレビの絶縁報道の記事の一部を掲載した。

そして「ここ数日、当時の出来事がフラッシュバックしています。どうして漫画の映像化でトラブルが頻発するのでしょうか。他の漫画家のことは分からないので、自分の経験をお話しします」とし自身の作品の映像化に至った経緯を説明した。

原作者、海猿は「クソ映画」

佐藤秀峰氏の記述内容によると「ブラックジャックによろしく」は連載開始から2年経たずにテレビドラマ化され、「海猿」もその少し後に映画化。出版社が企画を進め、詳細を聞かされない中で企画が決まっていたという。

話が進む中、本人としては内心は嫌だったが、映画化は名誉なことだという固定観念から契約書に判を押したという。あれだけの大規模な映画「海猿」でも、原作使用料は200万円だったと明かした。

「試写会に呼ばれたかどうか記憶が定かでありません。映像関係者には一人も会いませんでした。脚本?見たことがありませんでした」と、意外な事実を明かした佐藤氏。

「『ブラックジャックによろしく』を週刊連載中で忙しかったこともあります。好きなようにされていました。作品が自分の手から奪われていく感覚がありました」とし、”心が壊れる”と思い、漫画と映像は全く別物と考えるようにしたと明かした。

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