「愛は勝つ」歌手KANさん61歳で死去の死因はがんだった?先月には渡仏

事務所「復帰目指していた」

事務所は以下のように報告している。「弊社所属アーティストKAN(本名 木村和)儀、かねてより病気療養中のところ、
令和5年11月12日午後6時29分に永眠いたしました。享年61歳。ここに生前のご厚誼を深謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」

続けて「今年『メッケル憩室癌』と診断され、3月より療養生活に入り、入退院を繰り返しながら活動再開に向けて治療に励んでいた10月には、留学したこともある想い出の地フランス・パリを訪れ、最後まで復帰への想いは途切れることはありませんでした」とし、先月の段階では渡仏できるほど元気だったことも明かした。

実際に、本人も最近までSNSなども元気そうな様子で更新していた。先月28日には一度「治療専念のため、お休みをいただきます」と投稿していたものの、その後も通常通りといえる投稿を続けていたほどだ。

なお、通夜・告別式は近親者で執り行われたという。「お別れの会」のようなものが今後行われるかどうかについては明言されていない。報告文には死因ががんだったとは直接書かれていないものの、状況的にそのように判断できるのではないだろうか。

KANさんの訃報を受け、出身地の福岡市にあるCDショップにはKANさんをしのんで特設コーナーが設けられ、ベストアルバムなどが並べられた。店は訃報を受け、KANさんのCDを新たに30枚ほど注文したという。

CDショップの店長は「福岡市出身なので身近に感じていたし、すごいメロディーメーカーだった。『愛は勝つ』が飛び抜けて人気ではあるが、ほかにもすばらしい曲が多いので多くの人に聴いてほしい」と話した。地元の福岡市では驚きと悲しみの声が多く聞かれた。

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