一部のポテトチップスの販売が休止する影響がお菓子メーカーの間で出てきていて話題となっている。
「湖池屋」は先月25日から、販売しているポテトチップスのうち9商品の販売を休止し、7商品の販売を終了。
「カルビー」は今月15日から、地域限定商品を中心に18商品の販売を終了。今月22日からは、容量の多い商品を中心に15商品の販売休止。
ポテトチップスの販売休止の原因は去年の台風被害の影響で、北海道産のじゃがいもの確保が難しくなっているという。
ポテトチップスが販売休止ポテチファン悲鳴!販売休止原因は?
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ポテトチップスの販売休止している各社によると、原料のじゃがいもの主要な産地である北海道に、去年台風の被害が相次ぎじゃがいもが不作となった。その影響で、ポテトチップス原料の確保が難しくなっているという。
ポテトチップスの原材料となるじゃがいもは、ポテトチップス専用の品種で契約した農家に栽培を委託し、ほかの産地への切り替えが難しいようだ。
さらに、じゃがいもは主に夏に収穫されるため、今の時期は保管してあるじゃがいもでポテトチップスを製造し、原料の不足が続いているという。
このため、ポテトチップスを販売している各社は、在庫のじゃがいもを販売量の多い主力商品に振り向け、限定商品など一部の商品について販売休止や販売取りやめに踏み切ったようだ。
都内のスーパーでは価格が高騰
東京都内のスーパーでは北海道産のじゃがいもの価格が高騰し、買い物客から悲鳴が聞こえてくる。例年この時期、北海道産のじゃがいも1袋4個入りで100円から120円で販売。しかし、価格が高騰した今年は現在、1袋180円になっている。
ポテトチップスの原材料であるじゃがいもの不作と同様に、料理に使用するじゃがいもも高騰を続け、買い物に訪れた人は、
「すごく高くてびっくりしました。」
と、先日見た時よりさらに値上がりに、なるべく安い品種のじゃがいもを買っているという。ポテトチップスの原材料であるじゃがいもが確保できないというニュースは知っていたが、じゃがいも自体が高騰して買うのを控えている人も。
じゃがいもショックでポテトチップスの価格高騰などという事になる前に、ポテトチップスを味わってみてはいかがだろうか?