1978年から毎年8月下旬の土曜から日曜にかけて生放送されているチャリティー番組の『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』。
日本テレビ系列(NNN・NNS)30社に沖縄テレビを加えた民間放送局31社が共同で主催し、1978年の8月下旬より毎年日本中に感動を与えている。
そんな『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』の裏番組の時間帯にNHKのEテレが「24時間テレビ」に対抗して放送し、大反響となった「バリバラ」の再放送が近くある。
「バリバラ」は障害者情報バラエティーで、出演者らが「24時間テレビ」そっくりの黄色のシャツを着たり、「24」のマークを画面に映したりし、24時間テレビを強く意識した作りに話題となっていた。
障害者と感動の24時間テレビと障害者情報バラエティー
話題となっている「バリバラ」は、「24時間テレビ」をパロディー化しつつ、障害者を「感動」の道具として扱う「感動ポルノ」という言葉を紹介。
障害者を「感動」の道具として扱う「24時間テレビ」への挑戦的とも言える姿勢に、放送中からツイッターなどで「すごい番組」と注目を集めていた。
「24時間テレビ」放送の2016年8月28日夜に流れた「バリバラ」では、「検証!『障害者×感動』の方程式」とテーマを掲げ、24時間テレビなどTVでの従来の障害者像に疑問を投げかけた。
「バリバラ」放送(19時~19時30分)直後の20時台には、「YAHOO!リアルタイム検索」で、「バリバラ」が3位、「感動ポルノ」が4位となり、24時間テレビを上回るほど。また、ツイッターには
「(バリバラが)すっごい面白いから見たほうがいいと思う。すごく24時間テレビに喧嘩売ってる(笑)」
「これはすごい番組だった。ただ喧嘩を売ってるだけじゃなくて、こうした真摯な検証番組の存在は、24時間テレビにとってもプラスになるのでは」
といった声も数多く投稿された。
「バリバラ」の再放送日時・視聴者の反応
『24時間テレビ』は障害者の『感動ポルノ』一方の裏番組のNHK生『バリバラ』の大反響にネットで「バリバラ」の内容を知ったものの、番組自体は見逃した人からは
「24時間テレビよりバリバラ見たかった」
「いいね…。攻めてるし、それでただ中指立てているわけでもないなんて…。見たかったな」
と残念がる声も上がっていた。そんな「バリバラ」28日放送回の再放送が、9月2日0時(1日24時)からある。「バリバラ」再放送を知らなかった人は、再放送を知ってツイッターに、
「バリバラ、再放送あるそうですーーーーー歓喜!! 」
「巷で話題になっているNHKバリバラ。再放送あるっぽいから録画しよう」
と注目している。勿論、「目糞、鼻糞を笑う」などと、NHKや「バリバラ」に対して批判的な意見も寄せられている。9月2日0時(1日24時)の再放送に注目が集まる。