俳優・佐野史郎が緊急入院!病気は深刻で余命5年?ドラマ「リコカツ」降板から2年

多発性骨髄腫の5年生存率は約40%

2021年、佐野史郎は血液のがんの一種、「多発性骨髄腫」と診断され、闘病生活を余儀なくされた。病気が発覚した背景には、2021年4月、仕事で熊本県に滞在していた時に打ち上げで悪寒を覚え、病院を受診。

新型コロナウイルス禍とあってPCR検査を受けると陰性だったが、白血球の数が異常であることが確認された。そして大学病院で精密検査を受けると、血液がんの一種である「多発性骨髄腫」と判明したという経緯があった。

時系列で言うと、2021年春にドラマ『リコカツ』を降板し、入院して治療に専念するも一度は俳優業に復帰。そして同年11月末に再入院し、本格的な治療。このタイミングで病名を公表し、翌年(2022年)4月に再度復帰、という流れだ。

俗に言う「余命宣告」ではないが、「多発性骨髄腫」は、5年生存率は約40%という重い病気だ。発覚当時、治療にかかる時間や再復帰の時期は未定だったという。

だが、病名を初めて告知された時の佐野史郎はまず役者として医師や看護師の表情が気になったそうで「こういう言い方するんだ」「今までの芝居間違ってたな」と俳優としてどこか冷静に観察していたという。

2022年末に放送されたNHK Eテレ「ハートネットTV」(月~水曜後8・00)にゲスト出演した際には、このときのことを「冷静は冷静でしたね、確かに」と振り返りながら、その反応は自身の心の「防衛本能だったと思う」という自己分析も披露した。

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