芸名を本名に変えたエピソードがミステリアス
現在でこそ本名の「奈緒」で活動している奈緒だが、かつては「本田なお」という名前で活動していた。「本田」というのは本名ではなく、好きな漫画の登場人物の名前から取ったとのことだ。
2015年、20歳のときにモデルから女優への転身を目指して単身上京した奈緒。『美女と男子』（NHK総合）、『謎解きLIVE [四角館の密室]殺人事件』（NHK BSプレミアム）などのテレビドラマや、CMなどに出演するように。
その後、現在所属している事務所へと移るときに、「字画が悪いから」と現在の「奈緒」に改名。亡き父がつけてくれた「奈緒」という名前を使うということもあり、母親と一緒に父の墓前に報告に行ったのだそうだ。
すると、改名直後に快進撃が起きる。『まれ』（2015）、最終審査で落ちた『わろてんか』（2017）に続いて3度目の挑戦となったNHK連続テレビ小説『半分、青い。』（2018年度前期）のオーディションで、ヒロイン役には最終審査で落選したものの、後に呼ばれた親友役のオーディションで選出されたのだ。
偶然なことに、演じることになった役柄の名前も木田原菜生（なお）。そのあともこの勢いで次々と話題作に出演するようになり、亡き父親がつけた名前に変えたことでブレイクしたのでは？という、ミステリアスなエピソードだ。
先に挙げた「あなたの番です」で注目を集め、2021年秋ドラマ「正義の天秤」「恋です！〜ヤンキー君と白杖ガール〜」や、「あなたがしてくれなくても」など、数々のドラマや映画に出演し、今や最も注目される女優の1人になった。
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