宝塚タカラジェンヌ飛び降り事件の原因はいじめ?5年前の飛び降りも隠蔽か

5年前にも飛び降り隠蔽疑惑

事件が発生してから20日近く経ち、宙組は22日まで公演を中止すると発表されており、タカラジェンヌたちに大きな衝撃を与えている。またこの事件後、週刊文春には情報が提供が相次いだという。

宙組所属の現役メンバーの1人からは、「夢を持ち、憧れだったところが、今は冷たく虚しい場所になりました」「劇団は、生徒全員へのフォローを何もしてくれません。まるで馬車馬のように私たちを働かせてきました。あの事件後、私たちは公演のお稽古に向き合う気持ちになれずにいます」などと綴った悲痛のメッセージも届いているとのことだ。

そんな中、過去の事件も明るみに。週刊文春は、2018年6月にも宝塚音楽学校でパワハラを苦にした飛び降り自殺未遂事件が発生していたにも関わらず、学校側がこのトラブルを公表することなく揉み消していたことを明らかにした。

5年前の2018年6月に、宝塚音楽学校に入学したばかりの予科生A子さんが、苛烈なパワハラを苦に寮のバルコニーから転落し、兵庫県内の病院の集中治療室に搬送され、全治3週間の全身打撲を負っていたのだという。

A子さんの家族は学校側に再発防止のため保護者会の開催や第三者委員会を設置したうえでの調査を幾度も求めたが、そうした警鐘は黙殺されていた。同年末、A子さんはひっそりと退学したそうだ。

当時、A子さんが転落事件を起こしたことは公表されなかった。A子さんの両親は再発防止のため、事実の公表と、第三者委員会を設置しての原因解明を求めていたが、叶わなかった。この点については宝塚音楽学校は「ご本人のこれからの人生やプライバシーを守るため、公表はいたしませんでした」と回答しているという。

告発によって、長きにわたって栄華を極めた「ジャニーズ事務所」が解体した今、「世直し」的な動きが出てきている。今回の件で明らかになった宝塚の「隠蔽体質」にメスが入る日もそう遠くないのでは。

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