宝塚タカラジェンヌ飛び降り事件の原因はいじめ?5年前の飛び降りも隠蔽か

集団リンチがあったか 理事長はいじめを否定

この事件に関して、週刊文春が自殺の理由などを報じた。亡くなった有愛きいさんは2017年3月、103期生として歌劇団に入団。彼女の双子の妹も宝塚劇団員で、1期上の102期生として入団した、雪組の男役・一禾あおだという。

有愛きいさんが所属する宙組の公演「PAGAD(パガド)」が初日を迎えたのは、死の前日である9月29日。その日、有愛さんは普段と変わらず舞台に立ち、双子の妹と2人で暮らすマンションに帰宅したとのことだ。姉妹仲はよかったという。

出典:宝塚歌劇オフィシャルサイト

だが実はこの日、有愛さんは〈28日夜にはマンションから飛び降りることを決めていた。精神的に崩壊している……〉というメッセージを母親に送っていたのだと週刊文春は報じている。

この背景に、週刊文春は宝塚内でいじめがあったとしている。この記事のタイトルにも「集団リンチのような目にあっていた」という衝撃的な文句が使われている。

「稽古中、有愛さんは4人の上級生から『下級生の不手際は、すべてお前の責任だ』と集団リンチのような目にあっていました。ある上級生から『マインドが足りない。マインドがないのか!』と罵声を浴びせられると、今度は別の上級生から『この嘘つきが!』『嘘つき野郎』と面罵されていました……」(劇団関係者)

文春オンライン

ただ、これらの「団員間でいじめがあった」などといった報道内容に対し、木場理事長が公式サイトで「個人の尊厳やプライバシーを侵害するような内容が記載されており、甚だ遺憾」とする新たなコメントを発表。報道関係者に親族や団員らへの取材、臆測での記事掲載を控えるよう求めている。

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