そして「中にオッサンが入っているんですけど実は整形で全部ごまかしている。全部、上だけ。ボディも人工の筋肉で、ほとんど本物がない。気を張ってる瞬間だけ、なんとなく元気よくなって…」と高須氏らしく自身について語った。
昨年にも、全身がんの闘病中のエピソードを話す中で、「やつれた顔にならないように整形している」「頬を膨らませてふくよかな感じにしようと思っている」などと、高須院長ならではの方法でがんと向き合っていることを笑って話している様子がメディアに伝えられていた。美容整形にポジティブなイメージを持たせてくれるのもこの人ならではの語り口だ。
「認知症が少しずつ」現状を報告 ジョーク?
そして現在の自分の年齢をド忘れしたとも語った高須氏。美容整形で見た目を変えていることも含めて、見た目と中身に乖離があるといった旨も話してみせる。
「見かけだけは若いふりをしてられる。ただハードは若く作っても、ソフトは壊れていきます。だんだんと年を取っていきますと認知症が少しずつ入ってくるようになっていると自分でもわかってきました」と軽度の認知症を自覚していることを告白した。あまりに明るく話すので、彼の場合はジョークかもしれないが。
また、「最後は自分が何かわからなくなって、いつの間にやら天国か極楽かに行っちゃうのが最高」と話しているうちに、スピーチ持ち時間の3分が経過した。
「詳しいことを聞きたかったら、診察料を払って高須クリニックまで。いくらでも話しますので」と会場を笑わせると、「なんでもいただけるなら年寄りは喜んでもらいに来ますんで」と受賞を喜ぶ様子を見せていた。
全身がんの闘病状況についても報告「死ななきゃいい」
ペニンシュラホテルでかっちゃんを表彰してくれるそうだ。
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) July 5, 2022
今から日帰り東京なう。 pic.twitter.com/MWQe599huG
高須氏は以前より全身がんを公表しており、闘病の様子もツイッターに記している。2015年に尿路系がん細胞が見つかり、その時からがんとの闘病を続けている。
精査の結果、腎臓と膀胱にも拡大していた。その3年後、全身がんであることを公表し大きな話題を呼んだ。昨年10月には膀胱に抗がん剤を直接投与するという、世界でも未承認の治療を自らの責任で決行した。
その成果によってがん細胞は「ほとんど死滅した」と報告していたが、昨年11月にはがん細胞が再び発見され、治療を再開していた。