高須クリニック高須克弥院長が認知症!現在の症状と全身がん闘病の状況は

本イベント後の取材では現在の病状を問われると「がんのこと聞いてくれないかなと思った」とにっこりする様子もあったという。

「最終的に細胞はがん化する。がんになるほど長生きできたかどうかの違い」と医学的な知見から説明する高須氏。「若返りをすると、がんも若返る。がんを痛めつけると体も弱っちゃう。がんを叩きながら見た目だけ若返らせる。いろんなところが衰えて、落ち窪んだら膨らませる、たるんだら上げる。傷んだ洋服でも、仕立て直して、アイロンをかけると新品みたい。エンジンの壊れた立派な中古車を目指している」と持論を展開したという。

また最後には、「寛解なんて目指さなくていい。死ななきゃいいんだから。がんも110歳とか120歳まで引っ張って、がんと一緒に弱っていけばいい」と語っていた。

最後は、これからの目標にも言及した高須氏。「エージシュート(※)。100歳まで生きれば今の状態でエージシュートできる。年との競争。200歳まで生きれば、行けるだろう」と笑って話したという。

※ゴルフの1ラウンド(18ホール)ストロークプレイを、自身の年齢以下の打数でホールアウトすること

高須氏の「死ななきゃいい」という発言は、今に始まったことではない。以前、女性誌のインタビューに応えた際にも、自らの体を「実験台」として、様々ながん治療の方法を試していることについて言及し、「恐怖よりも興味が勝っちゃう」「死ななければいいんだから、とりあえずやってみる」「うまくいったら僕の利益になるし、うまくいかなかったら後学のためになる」と話してみせた。

もちろんがんと向き合っているのだから、「体調は最悪」という。それでも、自分なりの向き合い方で、がんを受け入れ、その中でも幸せを探している高須氏には頭が上がらない。

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