坂本龍一「最後」のピアノコンサート映像が期間限定で配信 がん闘病中ステージ4

配信概要

出演:坂本龍一
配信日:2023年1月18日(水)~
配信サイトURL:https://bit.ly/3vT1h16

2014年の中咽頭がんは寛解 その後直腸がんに

「教授」の愛称で知られる坂本龍一。言わずと知れた日本を代表するミュージシャンで、映画「戦場のメリークリスマス」のため制作された自身初の映画音楽である「Merry Christmas Mr. Lawrence」や、日本人として初めて米アカデミー賞で作曲賞を受賞した「The Last Emperor(映画「ラスト・エンペラー」より)は、日本人ならば誰もが聞いたことのある楽曲ではないだろうか。

そんな坂本龍一は、これまでにも何度かがんを患っており、昨年6月にはステージ4の直腸がんであることを公表した。彼のがんとの闘いは、振り返れば2014年にさかのぼる。

2014年7月に中咽頭がんであることを公表し、一時活動を休止。治療に専念し、翌2015年8月に映画「母と暮らせば」の音楽で仕事復帰し、同9月にラジオで復帰して以降は、活動も精力的に行ってきた。

そんな坂本龍一だったが、2021年1月に、直腸がんを患っていることを公表。「2014年に罹患した中咽頭がんは6年を経て寛解し安堵していましたが、残念ながら、新たに直腸がんがみつかりました。大いに落胆しましたが、すばらしい先生方との出会いもあり、無事手術を終えて現在は治療に励んでいます」と報告していた。

その時点で、今後の活動については、「治療を受けながらできる範囲で仕事を続ける予定」でありつつも「長距離移動がともなう仕事は困難になります。(中略)場合によっては、キャンセルさせていただく必要があるかもしれません」とした。

「これからは『がんと生きる』ことになります。もう少しだけ音楽を作りたいと思っていますので、みなさまに見守っていただけたら幸いです」と強い思いもつづった。また2019年には、がん保険のCMにも出演し、がんと診断された時の思いなどを明かしていた。

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