坂本龍一「最後」のピアノコンサート映像が期間限定で配信 がん闘病中ステージ4

現在はステージ4でがん闘病中 新アルバムも

2021年1月に直腸がんが見つかったことを公表した坂本龍一だったが、翌2022年6月には、ステージ4であることを公表。文芸誌「新潮」の連載において病状や経緯などを明かした。

その連載によれば、2020年6月に米NYで直腸がんと診断を受けた坂本龍一。化学放射線療法で治療したとのことだったが、がんは消えず、日本での仕事で帰国し、ついでに人間ドックを受けたところ、直腸がんは肝臓やリンパ節に転移していたそうだ。

結局、2021年1月に直腸の原発巣、肝臓とリンパ節の転移巣を切除。さらに両肺の転移巣などを含め、その時点で、大小ふくめ計6回の手術を受けたと明かした。

現在も闘病中の坂本龍一は、「敬愛するバッハやドビュッシーのように最後の瞬間まで音楽を作れたら。そして、残された時間のなかで、『音楽は自由にする』の続きを書くように、自分の人生を改めて振り返っておこうという気持ちになりました」とコメントしている。

本人もそう宣言しているように、今もなお音楽活動を行っている。2017年発表の「async」以来およそ6年ぶりとなるオリジナルアルバム「12」も、本人の71歳の誕生日である今年1月17日にリリースされたばかりだ。

世界から愛される坂本龍一の、最後の最後まで音楽家であろうという生き様をしっかり見届けたいと思うとともに、どうにかこれからもまだ彼の新たな音楽をたくさん聴きたいと思わされる。

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