深田恭子が芸能活動休止!適応障害とは?ドラマ降板で代役どうなる

女優の深田恭子が医師から「適応障害」と診断され、当面の間、芸能活動を休止することを、今月26日に所属事務所のホリプロが発表した。これに伴い、予定されていた7月期のフジテレビ連続ドラマも降板するという。

活動休止前に姿が見られた際には、元気に振る舞ってはいたものの、顔は痩せ、目もうつろで話し方もたどたどしかったなどの情報もあり、なおさら心配の声が集まっている。

昨年春から体調不良に

発表によると深田は、昨年の春ごろから体調を崩しがちになり、今月に入って医師から「適応障害」と診断されたという。事務所は「これにより当面の間 治療を優先し、お仕事をお休みさせていただきます」と発表。

これに伴い、予定されていた7月期のフジテレビ連続ドラマも降板するといい「関係者の皆様には大変なご迷惑をおかけすることを心からお詫び申し上げるととともに、私どもとしましても、深田恭子をできる限りサポートしてゆきたいと存じます」としている。

ワイドショー関係者は、「7月期のドラマは間もなく始まります。それを降板するというのは、よほど緊急性があったからではないか。同時に少なくともドラマが終わる9月いっぱいまでの4か月間は休養に充てるという意味でもある」と話す。

また深田は今後、主演テレビドラマの映画化作品である『劇場版 ルパンの娘』の公開が今年10月15日に控えている。

適応障害とは?ナイナイ岡村なども

適応障害とは、環境の変化にうまく適応できないことがストレスになって、心身に症状が表れることを指す。発症には必ず原因があるとされ、 心理社会的なストレスがはっきりと認められ、情緒面や行動面に問題が生じるものだ。

職場の人間関係、夫婦間の葛藤を始め、親の離婚、子供の自立、失恋、身体疾患など、一過性のものから持続的なものまで、ストレス因子は幅広い。

抑うつ気分、絶望感、涙もろさが見られたり、不安感につきまとわれ、物事に過敏になったり、心配が高じたりする。子供であれば学校に行けなくなったり、大人であれば欠勤しがちになったりといったことも多い。

また不眠や食欲不振、頭痛などの症状が表れるのも特徴だ。悪化すると無謀な運転などの危険な行為に発展することもあるため療養するのが好ましいが、治療のためにはまず、ストレス因子を遠ざけることが重要とされる。

過去にはお笑いコンビ「千原兄弟」の千原せいじが結婚後に適応障害になったことや、皇后雅子様、ナインティナインの岡村隆史なども過去に適応障害を経験していることが知られている。

療養の末に克服できるケースもあれば、そうでないケースもある。最近では、ジャニーズの若手グループ「King&Prince」の岩橋玄樹が、適応障害と類似した症状である「パニック障害」のために2018年から療養に入っていたが、今年の3月をもってジャニーズを退所することが発表された。

激やせ・ろれつなど深キョンが見せていたサイン

休止発表の直前、今月24日にはイベントで元気な姿を見せていた深田恭子。都内で行われたイベントにノースリーブの真っ赤なドレスを着て登壇し、リモート出演した「くまモン」に笑顔で語りかけるなど、いつも通りの深田のように見えたという。

しかし、ふとした折に疲れているような印象はあったようだ。イベント冒頭では声がかすれて聞き取れないようなシーンがあったほか、若干話し方がたどたどしかったり、試食用のいちごを落としてしまうというアクシデントもあったとネットニュースでは報じられている。

ネットでも今年の4月にもネットニュースでは「深田恭子の激やせ」が報じられており、ニュースのコメント欄やSNSで「最近確かに激やせしてる」「少し疲れてる?目に力が無い」といった書き込みが増えていた。ファンの心配は現実となったようで、今回の芸能活動休止の発表に至った。

原因はなぜ?コロナ禍が遠因か

人が適応障害になる理由は先ほども述べたように様々だが、深田恭子の場合に意味深なのが、昨年の春頃から体調を崩し始めたということだ。昨年の春頃といえばちょうど、日本でも新型コロナウイルスの感染拡大が大きな問題となり、一回目の緊急事態宣言が出された頃だ。

これにより、飲食店の酒類の提供を午後7時までとする時短営業になった。過去のインスタグラムの投稿などからも伺い知れるように、もともと深田は仕事仲間などとワイワイやるのが好きなタイプ。相次ぐ緊急事態宣言や、いつまで続くかもわからない自粛生活に疲れ果ててしまったのではないか、と見る芸能関係者は多いようだ。

深田にとっては仕事でたまったストレスを発散する場や、じゅうぶんにリラックスする場が失われてしまったのではないだろうか。

事実、厚生労働省によれば、ステイホームによって心身の健康バランスが整わなくなってしまった人が多いということが明らかになっている。昨年12月に公表された新型コロナによるメンタルヘルスの調査結果によると、同年4~5月に「神経過敏になった」「ソワソワ落ち着きがなくなった」「気分が落ち込んだ」などの感覚に陥った人は63・9%にも上っているという。

コロナ禍で不安を抱える人が続出しているという事実には、芸能人・一般人の差はない。深田の症状がどの程度なのかは定かではないが、元気な姿をまた見られる日を待つほかない。

降板ドラマの代役は未決定

休養に伴い、出演予定だった7月期のフジテレビ系連続ドラマ(タイトル未発表)降板も発表された。同局は「このたび、ドラマの出演がなくなったことは大変残念ですが、まずは深田恭子さんの1日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます」とコメントしている。

テレビ局関係者によれば、同ドラマは深田主役の木曜10時枠の恋愛ドラマになる予定だったという。また、現在の報道によれば、まだ代役の女優は決まっていないとのことだ。

現在フジテレビ側は複数の女優のスケジュールなどを確認中で、今後出演交渉に入るという。番組制作会社関係者は、「突然の出来事で、制作サイドは深田さんが所属するホリプロのタレントに限らず、幅広く当たりをつけている状態。複数の名前が浮上しており、別の事務所の女優が代役を務める可能性もある」と話しているとネットニュースでは報じられている。