31日に芸能活動を無期限で休止することを発表した俳優・坂口憲二は、国指定の難病「特発性大腿骨頭壊死(えし)症」であることを報告。
右股関節の痛みを初めて訴えたのは2012年8月の初舞台「十三人の刺客」の期間中だったそうで、痛み止めの薬を飲んでしのいでいたが、これ以降慢性的に右股関節が痛むように。
所属する芸能事務所「ケイダッシュ」も契約満了となる5月末で退社することとなる。
6年前から右股関節の痛みに悩まされていた坂口憲二は、国指定の難病「特発性大腿骨頭壊死(えし)症」で3年前に手術も受けていたそうだ。
無期限で芸能活動を休止することを発表し今後は治療に専念するという。
休止の理由となった特発性大腿骨頭壊死症とは?
特発性大腿骨頭壊死症の原因はまだはっきりとは分かっておらず、危険因子としてステロイド薬やアルコールが有名。
特にステロイド薬を使用して治療する病気の中で、全身性エリテマトーデス(SLE)などの膠原病の患者に大腿骨頭壊死の発症頻度が高いようだ。
症状
発生として骨に壊死が起こり、発症し股関節に痛みが出現するには数ヶ月から数年の時間差があるという。
壊死が発生するだけでは痛みが無く、壊死した大腿骨頭が体重を支えきれなくて潰れてくると痛みが発生するようだ。
坂口憲二の現在と今後の活動
原因不明の難病に悩まされている坂口憲二は、初めて病院で診察を受けたのは2014年春だったという。
2014年3月に飲食店経営の女性と結婚していた坂口憲二だが、このころには松葉づえを使うほど重症化していた。
7月には精密検査を受けるため一時休業して入院。それでも病名は分からず、2015年春になって「特発性大腿骨頭壊死症」と判明し手術を受けていた。
手術後はナレーションやDHC「プロテインダイエット」のCMで仕事復帰。ドラマの出演依頼などを受けず、今年1月末に坂口憲二は事務所側に活動休止と退社の意思を伝えていた。
「自分の力をセーブしながら(仕事を)続けるのも困難だと考え、このたびの結論に至りました。体調を戻してから、自分のできることをやっていきたい。」
とコメントしている坂口憲二の現在は、半年に1回ペースで通院し筋トレなどでリハビリ中。今後は治療に専念するようだ。