シン・ウルトラマン最新予告解禁で米津玄師の新曲が聴ける!作品情報

その中では、先日解禁された米津玄師書きおろしの主題歌「M八七」(エム ハチジュウナナ)が彩る30秒の特報映像に加え、公開されている中で最も長尺の82秒の映像が見られることでも話題となっている。

『エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明が脚本・制作を務め、斎藤工、西島秀俊、長澤まさみら豪華共演で贈る映画『シン・ウルトラマン』から、長尺の最新予告映像が解禁された。

今回の記事では、映画『シン・ウルトラマン』のあらすじやキャストについてもご紹介していこう。

『シン・ウルトラマン』作品情報

本作は、1960年代に放送された、言わずと知れた特撮テレビドラマ「ウルトラマン」を現代の日本を舞台として置き換えたリブート作品であり、タイトルロゴには「空想特撮映画」と表記される。

「ウルトラマン」の企画・発想の原点に立ち返りながら、現代日本を舞台にウルトラマンが初めて降着した世界を描く実写作品となっている。

元祖「ウルトラマン」の円谷プロダクション、東宝、カラーが共同で制作し、またスタッフとしては庵野秀明(脚本・制作)、樋口真嗣(監督)が参加ということで、超話題作となった映画『シン・ゴジラ』の制作陣が参加している。シン・ゴジラとの関係性は、そのタイトルからも見て取れることだろう。

『シン・ウルトラマン』は5月13日(金)より全国にて公開される予定となっている。新型コロナウイルスの感染拡大により、制作スケジュールの影響が生じたことを理由に、公開の予定が当初の2021年初夏から延期となり、このタイミングでの公開となった。

あらすじ・キャスト

次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、【禍威獣特設対策室】通称【禍特対(カトクタイ)】を設立した。

班長・田村君男(西島秀俊)、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)、非粒子物理学者・滝明久(有岡大貴)、汎用生物学者・船縁由美(早見あかり)が選ばれ、任務に当たっていた。

禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。禍特対には、巨人対策のために分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され、斎藤工演じる神永とバディを組むことになる。浅見による報告書に書かれていたのは【ウルトラマン(仮称)、正体不明】とのことだった。

なお、“ウルトラマンになる男”を斎藤工が演じる。あらすじ自体は大々的に発表されていないものの、予告編では「ウルトラマン抹殺計画」と書かれた紙が出てくるシーンなどあるほか、あらすじの一部を考察することも出来る作りになっている。

最新予告映像解禁!米津玄師の新曲も

さて、そんな『シン・ウルトラマン』からこのたび長尺の予告映像が解禁された。

予告映像の中では、巨大不明生物・禍威獣(カイジュウ)が出現し、禍特対が出動する場面が。禍威獣による危機がせまる中、大気圏外から飛来し、突如あらわれた銀色の巨人の姿がとらえられ、ウルトラマンが初めて地球に降り立つ瞬間や、都会のビル群の合間に現れる姿などの緊迫感溢れる映像が収められている。

また、この予告編の中では、米津玄師による新曲「M八七」が聴ける。「M八七」は『シン・ウルトラマン』の主題歌として米津が書き下ろした楽曲だ。

ウルトラマンのオリジナルをご存じの人ならピンとくるだろうか。「M87」とは、ウルトラマンたちの故郷であり、銀河系から300万光年離れた所に存在するという設定の「M87星雲」から来ている。このタイトルは、米津のアイデアに庵野のリクエストを反映して決定されたという。

82秒あるこの予告映像は、4月15日から全国の映画館で公開され、4月16日より大阪・あべのハルカス美術館で開催中の「庵野秀明展」でも上映されている。

週末の劇場やあべのハルカス美術館を訪れることができなかった人も、YouTubeで公開された予告映像で「M八七」をたっぷりと味わってみよう。

米津玄師は庵野作品のファン!オファーに「青天の霹靂」

製作過程の早い段階で、映画『シン・ウルトラマン』に主題歌をつけることが決まり、庵野、樋口監督を含む製作陣で検討した結果、「今の音楽業界をあらゆる世代を含めてけん引する存在であり、かつ、その楽曲の持つ世界観に底知れない力のある米津玄師にお願いしたい」という意見がまとまったという。

『シン・ゴジラ』や「エヴァンゲリオン」シリーズなど、庵野作品のファンで、主題歌のオファーを受けたときにはすでに映画『シン・ウルトラマン』の公開を楽しみにしていたという米津。

彼は主題歌を手がけることについて「まさか自分が関わることになるとは夢にも思っておらず、青天の霹靂の一言に尽きます。超然としたウルトラマンの姿を眺めながら曲を作りました」とコメントしている。

この曲は5月18日にニューシングルの表題曲としてリリースされる。シングルはグッズ付きの「ウルトラ盤」、DVD付きの「映像盤」、CDのみの「通常盤」の3形態で、詳細は追って発表される予定だ。