著書によると、知人とトラブルになり、2021年12月に日本を出て、アラブ首長国連邦（UAE）へ。その際、交流のあった芸能人らに「裏切られた」ことが、YouTubeでの暴露につながっているとみられる。
最初の投稿は2022年2月。それ以来、大手会社の経営者や芸能人といった、著名人の裏話の「暴露」が視聴者の好奇心を刺激し、口コミやSNSで爆発的に視聴回数を伸ばしていった。YouTubeのチャンネル登録者数は2022年7月に停止された時点で120万を超えていた。
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被害者らもコメント発表
2022年7月の参院選では、当時のNHK党から出馬した。このときは、自身が過去に起こしたトラブルで逮捕されかねないなどとしてドバイからインターネットを通じた異例の選挙戦を展開。しかし、当選したものの1度も登院せず、除名処分となった。
ガーシーはドバイに滞在していた理由について前述の著書で、自身の発言が名誉毀損に当たる可能性に触れた上で「日本の法律は、日本の領土内でしか適用されない。誰も手出しできない場所で（動画の）配信を続けられる」と説明していた。
だが、同時期にはツイッターやユーチューブチャンネルといったSNSアカウントが相次いで凍結されることに。そして動画内の過激な発言から、著名人らが警視庁に告訴状を提出。警視庁は暴力行為等処罰法違反（常習的脅迫）などの容疑で逮捕状を請求していた。
朝日新聞社によれば、ガーシーの被害者とされるデザイナーの男性は弁護士を通じ、「東谷氏には取り調べに素直に応じ、事実を話してもらいたいと思います。私に関する配信内容が事実無根であったことが一日も早く明らかになることを希望いたします」とするコメントを発表している。
また同様に被害者とされるIT関連企業「ドワンゴ」創業者の川上量生氏は4日午後、「ガーシーが逮捕されるという報道がでているが、逮捕されること自体は本人の自業自得」などとツイッターに投稿した。
