今話題のSNS・Clubhouse(クラブハウス)をご存じだろうか?アメリカ発祥のSNSアプリで、音声を基調としたコミュニケーションを取ることが特徴だ。
登録すれば、誰でも「ルーム(部屋)」を作ることができ、みんなのおしゃべりが始まる。ひとつのルームには、通常、数十人から数百人が集まる。
この記事では、今なぜClubhouseが一気に人気となって広がっているのか、また始め方などを紹介する。
音声SNSアプリClubhouseとは?
Clubhouseでは、なんということはない雑談をする人もいれば、政治やビジネスについて議論をする人も。なかには有名な芸能人やタレントも交じっている。
音声でコミュニケーションをとるSNSというとわかりにくいかもしれないが、毎日一般人によって勝手に面白いラジオ番組がどんどん生まれるイメージだ。
2020年4月から英語圏で広がりはじめたサービスだが、今年1月中盤から日本のApp Storeに登録されたことにより、日本でも一気に利用者数が増えている。
フォローしている人がどのルームに入っているかもリストで見ることができ、ルーム内にいる人を他のルームに誘うことも可能だという。
共通の趣味を持っている人がどのようなコミュニティに入っているのかを気軽にのぞくことができるわけだ。
自分がフォローしている人がスピーカーになっていたり、視聴者として参加しているものだけが表示される仕組みなので、自分の興味が近しい人をフォローしておくことが望ましいだろう。
コロナ禍でステイホームが続く現在、文字や写真だけではなく、声でも人の気配を感じたいと思う人が増えてるということの裏返しなのかもしれない。
まだ新しいアプリということもあり、ユーザーらも、使い方を模索しながら、といった段階のようだ。
参加は招待制!アンドロイドでは不可?
2021年2月現在、Clubhouseは招待制で、1アカウントにつき2人までしか招待できない。
アプリを使用しはじめて数日後には3人ぶんの招待枠が増えるということだ。
また、登録時に電話番号が必須となっており、すなわちSIMカード1枚につき1アカウントしか取得できない仕様となっている。
Twitterなどで多い「裏アカ」(本名などを名乗る本アカウントとは別に、愚痴専用のアカウントや、趣味専用のアカウント、性的な目的でのアカウントなどをもつこと)的な使い方をするには今現在ではハードルが高いようだ。
また、Clubhouseは今現在ではiOSデバイス専用の音声SNS。アンドロイドスマホでは使用できないため、一気に普及して、ユーザー数が爆発的に増える、という段階にはすぐには至らないかもしれない。
そうはいっても、日本は世界的に見てもi Phoneの利用率の高い国。他の国と比べれば、人気が広がる下地は整っているといっても過言ではないだろう。
飲み会でだらだらの感覚が味わえる
ユーザーらはClubhouseに、飲み会でのだらだらとした雑談の居心地の良さを見いだしているようだ。
実際の飲み会では、知り合い・友人や会社関係でのメンバーと雑談をするのが基本だと思うが(オフ会などをのぞき)、Clubhouseでは全く知らない人や政治家による雑談を聞くことも可能。
(もちろん雑談だけでなく真剣な話も聞くことができる)
文字でのやりとりをするTwitterなどでは、人から返答をもらえたとしても時間差が生じるが、音声コミュニケーションならではのスピード感も人気の理由のようだ。
快適に使うためには、LINE通話や「Zoom飲み会」とも共通していることだが、性能のよいイヤホンやヘッドホンを使うに超したことはないだろう。
Clubhouseの始め方は?
身もふたもないようだが、招待制アプリである以上、Clubhouseをはじめるには招待枠をもらうしかない。
無尽蔵に招待できるわけではなく、2名までしか招待できないというのもポイント。Twitterなどを検索すると、「招待枠が欲しい」という呟きを多数見かける。
このプレミア感を逆手にとって、メルカリなどのサイトで「招待枠」を販売しているユーザーもいるようだ。これについては、公式によって対策がなされても不思議ではない。
また、すでに参加しているユーザーとお互いに電話帳登録している場合は、参加しているユーザーが承認することで、招待枠を使わずに招待することも可能だという。
また、すでに参加しているユーザーとお互いに電話帳登録している場合は、参加しているユーザーが承認することで、招待枠を使わずに招待することも可能だという。
芸能人・有名人と会話や相談も!?
今ホットなClubhouse。芸能人も続々と参加しはじめているようだ。
【開始3日で…】
— メンタリストDaiGo (@Mentalist_DaiGo) February 1, 2021
すっかりclubhouserとなったメンタリストがこちらです
多分、史上最も僕に向いているSNSだということがこの3日の分析で判明しました#Clubhouse pic.twitter.com/wpOuZ9dTqJ
ファンのクラブハウスの集まりに
— 藤田 ニコル(にこるん) (@0220nicole) January 30, 2021
はいってみたら最初ほぼ聖徳太子気分でした。おもろかったね。こーゆー交流もあるのね。ファンクラブできたらもっと交流できる!
メンタリストDaiGoは、DaiGoに直接相談できるルームを作ることもあり、かなりの人気の様子。今後、Clubhouseを使う有名人もますます増えることだろう。