土俵で人命救助の心臓マッサージを静止
京都・舞鶴市で行われていた大相撲の春巡業の土俵上であいさつ中に体調を悪化させて倒れ一時心肺停止状態となったとみられる舞鶴市・多々見良三市長。
しかし、会場には医師と見られる女性がいたため、体調を悪化させ土俵上で倒れた多々見良三市長の心臓マッサージが行われることとなった。
しかし、人命救助の為に心臓マッサージをしている女性に、土俵から降りるようにとの場内アナウンスが何度もあったという。舞鶴市の広報担当者によると、
「そういうアナウンスが2、3回あったと伝え聞きました。もともと市長はタフなので、周りの者もびっくりしています」
と、話している。
人命救助を制止し土俵から降りるように指示?
国技である大相撲は、女人禁制という古くからのしきたりで女性が土俵に上がることは禁じられている。
しかし、今回は人命救助の為に心臓マッサージをしている女性の心臓マッサージを制止し降りるようにとの指示に観戦者らはこのアナウンスに疑問の声が挙がっている。
今回の大相撲・春巡業は、舞鶴市の市制施行75周年を記念して行われていたが、女性に土俵から降りるようにとの場内アナウンスがあったことに関して疑問の声が多く上がっている。
大相撲の八角理事長がコメント
京都・舞鶴市で行われた大相撲春巡業で、舞鶴市・市長が土俵上であいさつ中に体調を悪化させて倒れ、女性が土俵上で心臓マッサージを制止し、土俵から降りるようにと場内アナウンスがあったことに関して日本相撲協会の八角理事長が4日コメントを出した。
詳細コメントは以下の通りとなっている。
「本日、京都府舞鶴市で行われた巡業中、多々見良三・舞鶴市長が倒れられました。市長のご無事を心よりお祈り申し上げます。とっさの応急処置をしてくださった女性の方々に深く感謝申し上げます。」
「応急処置のさなか、場内アナウンスを担当していた行司が女性は土俵から降りてくださいと複数回アナウンスを行いました。行司が動転して呼びかけたものでしたが、人命にかかわる状況には不適切な対応でした。深くお詫び申し上げます。」
と、人命救助をしていた女性を制止した理由について行司が動転して呼びかけたもので不適切な対応だった、とっさの応急処置をしてくださった女性の方々に深く感謝申し上げますとコメントしている。
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