ミュージカル「ジョジョ」公演中止の延長にファン激怒!準備不足?

宿泊費等のキャンセル費用も負担

一度目の公演中止発表となった2月6日には、東宝は公式サイトで「お詫びとお知らせ」とする文書を掲載。中止された公演初日予定の6日から8日まで計4公演のチケット購入者に対し、チケット代金を払い戻すことを発表した。

また払い戻しに留まらず、中止発表以前に手配済の交通費と宿泊費のキャンセル料、キャンセルできなかった場合は交通費と1公演日につき1泊分の宿泊費を支払うとも発表された。

シリーズ累計1億2000万部を誇り世界的人気のある荒木飛呂彦氏の漫画が原作なだけに、漫画、ミュージカル、出演者それぞれの立場のファンから悲痛な声が上がり、X(旧ツイッター)では「#準備不足」がトレンドワード入りした。また、「ジョジョの名前に傷をつけた」と原作の株が落ちることを心配する声も少なくない。

そのほか、海外のファンもこの公演、特に初日公演に合わせて多数来日していたことが明らかに。初日公演を見られないどころか、滞在中に公演を見ることもできないかもしれないということで、悲痛の声がネットでは溢れかえっていた。

これに対してネットユーザーからは同情の声も多く、「確かにブロードウェイに行って公演中止なんて言われたら発狂する」「ちゃんと飛行機代は補償されるんでしょうね」「海外からわざわざ来る予定だった人のツイート見て泣きそうになった」などのコメントが見受けられた。

「いっそ全公演中止のほうが…」

そして、再び発表された公演中止。東宝の公式サイトでは「2月10日からの公演実施に向けて一同鋭意舞台稽古に取り組んで参りましたが、スタッフ・キャストの安全確保に努めながらの準備に更なる時間を要し、誠に苦渋の決断ではございますが、2月10日(土)、11日(日)の3公演も中止とさせていただき、2月12日(月・祝)の公演より上演させていただきます」と報告。

「ご観劇を楽しみにお待ちいただいたお客様に対しては中止期間の延長を誠に申し訳なく存じますとともに、ご案内がご観劇日の直前となりましたことにも衷心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

「弊社といたしましては、弊社の本公演製作の見通しの甘さ、製作体制の不行き届きにより、お客様に多大なるご迷惑をお掛けしたこの度の事態を重く受け止め、再びこのようなことを引き起こさないようその対策を徹底して参る所存です」とコメントした。

「中止になった上演のチケット購入者には、払い戻しのほか、宿泊費や交通費なども補償する」という以前から発表されていた補償に加えて、新たに配信の無料視聴も検討しているという。

また、振替公演については「鋭意調整を試みましたが、この度は残念ながら実施することが難しいとの判断に至りました。本公演を楽しみにお待ちいただいていたお客様にはこのようなご案内となり誠に申し訳ございません」と記した。

理由がキャストの健康上の理由などではなく、「準備不足」というところも、ファンの不安や怒りを煽っているようだ。SNS上では、2月12日以降の公演も実施されるのか不安を感じる声が相次ぎ、「全公演中止」がXのトレンドになった。

「ジョジョミュ全公演中止完全中止の可能性が現実味を帯びてきちゃった」「また、いっそのこと全公演中止にしたほうがいい」「チケット持ってる人は、このジワジワ延長するパターンが一番困るんじゃないかな。 この日なら間違いなくいける!ってとこまで一気に中止にするか、全公演中止にしてくれた方が諦めがつく」といった声も見受けられた。

公演の中止の理由が理由なだけに、ネットでは批判の声も少なくない。「直前になって準備不足でしたなんて言われて納得できる人いない」「準備不足って何?客のこと舐めすぎ」「コロナ禍での公演中止とは訳が違う。感覚が狂ってるのでは」「海外客から訴訟されても文句言えない」などの指摘も相次いでいる。

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