2000年代のバラエティ界で、女性タレントとしてトップをひた走ってきた若槻千夏。元々はグラビアアイドルだった彼女だが、タレントとしての才能を見せて大人気となり、また全盛期には若者向けのファッションブランドも立ち上げた。
そんな若槻千夏だが、現在は結婚もし、37歳となり、2児の母となっている。いったんはファッションの世界からも離れたが、2019年には新たにブランドを立ち上げたことで、仕事に家庭に大忙しの彼女だが、そんな彼女が全盛期にライバル視していたのは、同じくバラエティで大活躍していたタレントのベッキーだったようだ。
今回は、そんな2人の対談の様子をご紹介。今だから話せることや、アラフォーを迎えた2人のリアルに迫ってみよう。
同年代タレント!共演歴は?
2000年代にバラエティで活躍し、同年代の女性タレントである若槻千夏とベッキーの2人。共に1984年生まれで、現在37歳である。一見、タイプが正反対で接点のなさそうな2人だが、このたびそんな2人の貴重な対談の場が設けられたようだ。オリコンニュースが報じている。
2人の再会はというと、なんと15年ぶりだという。このたび、若槻が手がけるアパレルブランド『WCJ』より、ベッキーがデザインを担当した『WCJ+B』9アイテムが発売された。
若槻のほうからベッキーに声をかける形で始まったというこのコラボ。全盛期も含め、テレビでは意外にも共演経験が少ないという2人が37歳の女性として、また2児の母として、そして現役タレントとして、どこへ向かっているのかを今回の対談の場で語り合った。
15年ぶりだというこの2人の再会は、今年3月に若槻千夏がラジオにベッキーを呼んだことがきっかけだったという。「テレビの仕事の話ができる同世代」ということで、まっさきに頭に浮かんだのがベッキーだったそうだ。
そのオファーに対してベッキーはというと、「なんでわたし?」と驚いたという。というのも、先述したように、同世代で同年代に大活躍したタレント同士だったといえども、テレビでの共演経験はほとんどなかったからだ。
休業した理由はベッキーだった!共演NG?
そんなベッキーの疑問に対して、若槻千夏の回答はこうだ。
「いろんなとこで言ってるんですけど、私が一時期テレビを休業したきっかけの1つはベッキーさんだったんですよ。『私はベッキーになれない』って。あの頃の女性タレントはみんなベッキーさんになりたかったですからね」
若槻が言及しているのは、おそらく2006年のことであろう。ブレイク中で、日本中誰もが若槻千夏の名前を知っているほど大活躍していた頃だったが、2006年の秋に若槻は「神経性胃炎および 潰瘍性大腸炎」で体調を崩した。
そのことから、全てのレギュラー番組出演と年末年始の番組収録をキャンセルし、2か月間の療養に入ったことがあった。そのとき、若槻が出る予定だった仕事は事務所の後輩である岩佐真悠子や東原亜希がいくつか代役に回っていた。
同年のクリスマスにテレビ復帰したが、病気の再発を防ぐため『うまッチ!』、『スーパー競馬』などのレギュラー番組を次々降板。そして、事実上の芸能界休止状態となったのだった。
後年になって、若槻は当時体調を崩したことをきっかけにレギュラー番組を降板し、休業状態に至った経緯にあたって、確かにいくつかの場でベッキーの名を挙げていた。
「こんなに仕事人の人いるんだって思って」「スタジオに入る時スタジオに一礼するベッキーさん毎回見ている」と語り、「もう私(若槻)、ムリだって思って。ここまでしないと上にはいけない、って思っていた」とも語っていたのだった。
そして休業の翌年には、その年のうちに芸能界引退報道も出たほどであった。「クリエイターに転身する」「海外で修行する」などさまざまな憶測が流れたが、実際にはそれらの情報はデマだったようだ。
とにもかくにも、過去の休業にはベッキーの存在の大きさが関わっていたという。色々なところで本人がそう証言しているので、きっと真実なのだろう。「共演NG」というわけではないが、同年代女子タレントでライバル視していたが、「かなわない」と思っていた、というところだろうか。
早く本格復帰を!若槻千夏の願い
そんな若槻の発言を受け、ベッキーも「それで言うと私も敵わないなと思ってたよ。千夏ちゃんはあの頃の女性タレントで唯一、芸人さんと張って大喜利ができる子だったしね。さすがに驚いたし、これには敵わないなって思いました」と、ベッキーにとっても、若槻はない強みをもっていたことを説明。違う方向性ではありながらも、当時は互いに切磋琢磨しあう存在だったのではないだろうか。
当時はとにかくベッキーの背中を追いかけていたという若槻千夏だが、このたびラジオで15年ぶりに共演することになり、すっかり落ち着いてしまったベッキーを見て、「あの頃のギラギラベッキーさんはどこにいっちゃったの!?」とモヤモヤもしたとのことだ。
今は2人とも2児の母。ベッキーは、今はまだ2人目の子供が小さいことからも、「どうしても軸足は家庭のほう」、「『休みはいらない、誰よりもテレビに出ていたい!』みたいなギラギラした気持ちはないというか、物理的にちょっと難しい」とした。
そんなベッキーを見て若槻はやはりまだモヤモヤするのか、「早く本格復帰してほしいです。私は今のバラエティの子たちにベッキーさんのすごさを見せつけてやりたいんですよ」と終始はっぱをかけていた。
実際の対談の中では、2人の仕事への考え方や姿勢、また、いったんはアパレル事業から離れた若槻の現在のアパレル事業への思い入れなども見ることができる。詳細は、オリコンニュースの記事で確認だ。
若槻千夏の旦那は誰?手を繋いだことがない!
これまでにも書いてきたように、現在はタレントとしてだけでなく、ファッションプロデューサー、デザイナーとしても活躍している若槻千夏。
そんな若槻の結婚はというと、2012年のことで、お相手はアパレル会社に勤める男性であった。若槻との結婚を機に、当時務めていた会社を退職し、若槻のビジネスパートナーとなったとされている。
一般人のため顔写真はSNS等含め公開されていないが、若槻によれば、中田英寿似の男性とのことだ。
バラエティ番組などで彼女が言うには、交際当時から現在に至るまで、手を繋いだことがないのだとか。決して仲が悪いなどではなく、ただなんとなくタイミングを逃してしまったのだという。
家族の顔写真や姿は公開していなくても、SNSを見たり、バラエティ番組での発言を聞いたりするだけで、夫と子供たちと幸せな家庭を築いていることが伝わってくる。今後も家庭と仕事の両立をしながら、活躍する姿を見せてくれることだろう。