タレントで女優の鈴木紗理奈(43)が今月9日、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜後1・00)にゲスト出演。自身との“キャラかぶり”が指摘されるファーストサマーウイカ(30)への本音を口にした。
鈴木紗理奈もファーストサマーウイカも、関西弁でのぶっちゃけた物言いが人気の理由。「完全に負けてる」と悲しむ紗理奈だが一方で、ウイカにも暗雲が立ちこめている。
その原因は、以前ウイカとファンの間で起こった訴訟トラブルだ。今も人気者であることに変わりはないが、その一件以降、テレビでの露出が減っていると芸能関係者は語る。
鈴木紗理奈はウイカをライバル視?
世代こそ一回り違えど、キャラに加えてビジュアルも似ており、紗理奈がインスタグラムでウイカとの激似ツーショットを披露したこともある。
今回、番組でリスナーからの「ファーストサマーウイカさんをライバルとして意識してますよね?」という質問が紹介されると、鈴木は「ライバルどころか、ボロ負けでしょ?」と笑い飛ばした。
2019年11月の時点では2人はまだ会ったことがなかったようで、ウイカは「関西のヤンキーじみた女ポジション」で鈴木との共通点があると自身でも分析。松本人志から、「会ったらバチバチなるんちゃう?」といじられるシーンもあった。
しかし実際には2人は意気投合しているようで、紗理奈はウイカが今をときめく人気者であることは理解しつつ、
「ウイカは私に会うたびに『紗理奈さん、もうめっちゃ好きですわ』って言って、ウイカが私のフォローをしている。気を遣ってくれて優しい」
と、ウイカの心配りに感謝した。
大好きなラジオもウイカに取られた!
そのように仲良くしている2人だが、それを差し置いても、紗理奈にとってはウイカをめぐっては悔しい出来事があったという。
紗理奈はお笑いコンビ「爆笑問題」の2人が出演する深夜のTBSラジオ「JUNK 爆笑問題カーボーイ」の熱心なリスナーだそうで、昨年11月の放送にウイカがゲスト出演したことを振り返ると、
「そこにファーストサマーウイカが出てきた。度肝を(抜かれて)…聞いてて、『ううう!こんなとこまでウイカにやられたぁ!』と思って、ホントに悔しくて」
と絶叫し、爆笑を誘った。「カーボーイ」に出演していた際のウイカは、歌手でタレントのIKURAちゃん(59)の下ネタを絶妙なさじ加減でさばいていたという。
その放送を聞いていた紗理奈は、「私ほんとはすっごい下ネタ苦手なんです。あれで(ウイカが上手にさばいていて)腹が立って、あれ以降めちゃめちゃ下ネタの練習してるんですよ」
と、仲が良いながらにライバル心むき出しの本音を打ち明けた。「最近で一番、悔しかった出来事です」とし、パーソナリティーを務める爆笑問題の太田光からは、「カーボーイ」へのゲスト出演を約束され、微笑ましい締めとなった。
ファーストサマーウイカとは?
紗理奈が言うように、ファーストサマーウイカが今をときめく人気者であることは事実。かつてはアイドルグループBiSおよび、BiSが解散後に所属していたメンバーから誘われて、あらたにメンバーを募って結成した音楽グループBILLIE IDLE®で活動していたウイカ。
BILLIE IDLE®が解散したあとは、音楽活動と並行して女優としての活動も開始させた。舞台などの出演がメインだが、黒木華主演のドラマ「凪のお暇」(TBS系)にレギュラー出演したこともある。ほか、CM出演や声優などの仕事もこなしている。
アイドルグループでの活動を開始させる前には地元大阪の劇団員だったウイカ。演技の基礎はしっかりとしているのだろう。現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」でも、ミカ本田役として出演した。
そのほかにも、バラエティ番組では一気に人気を博し、「2019年下半期・急上昇テレビ番組出演ランキング<フレッシュ平成世代>」で1位となるなど、「次世代バラエティークイーン」として脚光を浴びた。
ファンとの訴訟トラブルその後は?
そのように誰もが才能を認める人気者のファーストサマーウイカだが、週刊誌「フライデー」は、そんなウイカの露出が最盛期に比べて減ってきているのではないかと指摘する。その背景には、ウイカがファンとの間に起こした「訴訟トラブル」が影を落としている。
根拠となるのは、2月に発売された「FLASH」。彼女がファンとトラブルを抱えており、訴訟にまで発展した…という報道だ。
訴訟を起こしたのはウイカが以前所属していたアイドルグループ「BILLIE IDLE(R)」のファンだったA子さん。ウイカとA子さんはもともと、他のファンが嫉妬するほど仲の良い関係だったのだが、FLASHによると、ある時「A子さんに成りすましたツイッターアカウント」が作成され、そのアカウントがウイカを誹謗中傷するようになった…という。
ウイカはそのアカウントを本当にA子さんがやったものだと思い込み、自身のSNS上にも、A子さんを非難しているとも取れるメッセージを出していた。
このような経緯があり、昨年8月にA子さんはウイカに対して慰謝料100万円を求める裁判を起こしたという。ウイカ側の事務所も、FLASHの取材に対して「現在、顧問弁護士が対応しておりますが、判決において、その事実が明らかになると存じます」として真っ向から反論していた。つまるところ、ファンとの間で裁判となってしまったようだ。
この件に決着がついたのか、今も引き続き争っているのかは定かではない。ウイカがこの件を乗り切ったとしても、ゴタゴタに発展してしまった以上、好感度が回復するには時間がかかるのではないか、と「フライデー」は推測する。
テレビ局側としては、トラブルの多いタレントは使いづらいというのが本音。ウイカの才能は誰もが認めるところではあるが、波紋が収まるまでは少し様子見をしようという雰囲気もうかがえる。