人気バンドSuchmos(サチモス)のHSUさん死去 メンバー「現実を受け止めきれない」

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ロックバンド・Suchmos(サチモス)は10月15日、公式サイトを更新し、メンバーでベースを担当していたHSU(スー)こと小杉隼太さんが死去したことを公表した。32歳の若さだった。

Suchmos(サチモス)は、男性6人組ロックバンド。2013年に結成され、2018年には、NHKサッカーテーマソング『VOLT-AGE』がフィーチャーされ、サッカーワールドカップ(ロシア)の影響もあり、同年の年末にはNHK紅白歌合戦への初出場もおさめている。

メンバーも受け止められず

ロックバンド・Suchmos(サチモス)は公式サイトを更新し、メンバーでベース担当のHSU(スー)こと小杉隼太さんが永眠したことを公表した。

HSUさん Suchmos公式インスタグラムより

公式サイトに掲載された「Suchmosに関するお知らせ」では、「Suchmosのベーシスト、HSUこと小杉隼太が永眠いたしました」と報告。

続けて、「HSUは様々なアーティストをベーシストとしてサポートし、また自身のプロジェクトを立ち上げ、楽曲の制作活動を前向きに取り組んでいました。そんな中での突然の悲報に接し、メンバー、スタッフ共に、未だ現実を受け止めきれない状況で、戸惑い、悲しんでおります」とつづっている。

亡くなった日時などは明かされていないが、葬儀は遺族の意向により近親者のみによって執り行われ、「皆様におかれましても静かにHSUを見送っていただけますよう、お願い申し上げます」「HSUの冥福を心より祈ると共に、生前HSUに多大なるご厚情と応援をいただいた皆様に、心より感謝申し上げます」とつづった。

HSUさんは2019年6月、体調不良で突然入院し、それによって公演が延期・キャンセルされたことなどもあった。キャリア初のアジアツアー「Suchmos ASIA TOUR 2019」の全公演が中止されたのだった。これは、HSUさん本人もいかに浮かばれなかったことか。

「体調不良」の具体的な状況としては、精密検査の結果、腫瘍が見つかり、摘出手術を受けたと公表されていた。手術は成功し、回復に向かっている旨がその時点では報じられていた。

現在は活動休止 理由は?

Suchmosは男性6人組バンドで、2013年に結成。ボーカルのYONCE、ギターのTAIKING、ドラムスのOK、DJのKCEE、キーボードのTAIHEI、そして今回亡くなったと報じられたベースのHSUさんからなる男性6人組だった。

https://www.instagram.com/p/CCLfu_RJ6-U/

2013年に結成し、ロック、ソウル、ジャズ、ヒップホップなど多様な音楽から影響を受けたオリジナルなスタイルを確立させた。2016年には「STAY TUNE」がヒット。2018年には楽曲「VOLT−AGE」(ボルテージ)が、サッカーW杯ロシア大会などNHKのサッカーテーマソングに選ばれ、同年大みそかの「紅白歌合戦」にも初出場した。

クールな色気のある独特な音楽性が人気を集め、躍進していた彼らだったが、今年の2月、活動の一時休止を発表していた。理由については、メンバー、スタッフとで今後の方針についての協議を重ねた結果、「修業の時期を迎えるため」としていた。

一部では、「快方に向かっている」とされていたHSUさんの容態が実はよくなく、そのためにバンドも活動休止を迎えたのではという憶測も立っていたが、根拠はないものとされていた。しかしそれも、今回のHSUさんの永眠のニュースで、真相は謎に包まれた。

松任谷由実ら著名人も追悼

芸能界からも悲しみの声が届いている。歌手の松任谷由実は15日深夜、HSUさんの急逝が発表されたことを受け、自身のInstagramにその胸中を綴った。

松任谷は思い出の写真を掲載した上で「この悲しさ、この悔しさを、どう表したらいいんだろう。きっと彼のベースは既に超越していたから、早く音楽の神様に召されたのだと思う」と始めた。

さらに、過去の音楽フェスを振り返り、「Sweet love shower 2017 山中湖でのサチモスは、途切れがちな虹を見てる気がした。2019年 横浜スタジアム 雨の中、いろんな曲で、なぜか涙に視界がぼやけっぱなしだった。それは、夢を叶えてゆく男の子たちの姿に、胸を熱くするというよりも、バンドサウンドの儚さと輝きを、あのとき痛いほど感じたから」と、サチモスにまつわる思い出を記した。

そして、「だから、ごめんなさい。私はHSUさんの訃報に、ちっとも驚かなかった。そういうことなんだろうなと思った。それほどのプレーをしてる、本当に優れたベーシストだったんだもの。仕方ない。。また会いましょうね。そしていつか一緒に音楽しましょうね」と、個人の才能を褒め称えて締めくくっていた。

ロックバンド「OKAMOTO’S」のベーシストであるハマ・オカモトも、追悼の意を自身のツイッターで投稿。「隼太ありがとう!会いたいよ!そんなに早くはそっちにいかないけど、笑える土産話持って行くよ!しばらく、愚痴を言う相手がいなくて困っちゃうなぁ。大好きだよ!」とつづった。

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この記事を書いた人

某鉄道会社で広報を担当のち、脱サラして世界を放浪しているayaです。オランダ移住が目下の目標です。よろしくお願いします。