乃木坂46白石麻衣の卒コン視聴者数が凄い!いじめ乗り越えた過去 今後は?

人気アイドルグループ「乃木坂46」の一期生で、グループの顔でもある白石麻衣(28)がオンラインで行われた卒業コンサートをもってグループから卒業した。

今年1月に卒業を発表し、5月に東京ドームで卒業コンサートを行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止され、卒業も延期になっていた。

リアルタイムで白石の卒業を見守りたかったファンでサーバーは混雑し、一部トラブルがあり、返金要求などの波紋を呼んでいる。

絶対的エースの卒業

白石麻衣は乃木坂46の1期生として2011年8月に加入し、9年2か月で卒業を迎えた。

「まいやん」の愛称で知られ、25枚の全シングルで選抜メンバー入り。

そのうちの5作でセンターを務め、その中でも「インフルエンサー」(2017年、西野七瀬とのダブルセンター)および「シンクロニシティ」(2018年)では2年連続で「日本レコード大賞」を受賞。

乃木坂46の名前を世間に広めることに大きく寄与し、名実ともにグループの顔として活動してきた。

類いまれなる美貌で、グループとして最初にファッション誌の専属モデルを務めたのも白石だった。

17年発売の写真集「パスポート」は、累計発行部数は50万部を突破。女性アイドルにしては珍しく、女性からの支持が圧倒的に高かったのだった。

乃木坂46のライブや握手会などに女性ファンが詰めかけるようになったのも、先駆者として白石がモデル界に進出したことが大きかったであろう。

バラエティ番組にも呼ばれるようになった。数々の芸能人との出会いがあり、誘われたことも多かったと噂されるが、最後までグループの規律を守り、「ノースキャンダル」を貫いたことも大きく評価された。

卒業コンサートでは、白石が初めてセンターを務めた「ガールズルール」や、卒業ソロ曲「じゃあね。」などを熱唱。

アンコールではドレス姿でステージに登場し、卒業スピーチを行った。スピーチのあとにはラスト曲として、自身の卒業曲であり最後にセンターを務めた「しあわせの保護色」を披露した。

幸せな9年間だった

出典:東スポWEB

コンサートの序盤から号泣していた白石はこの日、「本当に幸せ」「こんなに幸せでいいのかな」と、何度も「幸せ」という言葉を口にした。

「何を話そうかな、何回も考えてました。結局、何も考えてこなくて」

と切り出した最後の卒業スピーチでは、

「私にとって9年間は楽しい思い出ばかりで。つらいことも悲しいことも、壁に何度もぶつかったことも、アイドル向いてない、続けられないと思ったことも何度もあった。だけど、私の周りには大好きなメンバーがいて、応援してくれるファンの皆さんがいて、支えてくれるスタッフの皆さんがいた。皆さんがいてくれるからここまでこれた。大丈夫だよ、頑張ろうと支えてきたから。9年間続けてくることができました。本当にありがとうございます」

と感謝の意を述べた。加入当初は歌もダンスも苦手だった白石。しかし自分が好きな「ライブ」という場に救われ、次第に楽しめるようになったという。

そんな最後の「ライブ」は、「絶対にいいものにしたかった」と意気込んでいたことを語った。

視聴者数は偉業の69万人!

コロナ禍により残念ながら配信でのステージになってしまったが、国内21万9000人と海外1万人の合計22万9000人がチケットを購入した。

推定の総視聴者数は国内65万7000人、海外3万人で、合計68万7000人が白石の卒業を見守った。単純計算で東京ドーム公演13回分だ。

先日行われた、乃木坂46の姉妹グループである「欅坂46」ラストライブの推定視聴者数57万人をも上回る数字となった。

白石は、

「最後まで見ててくださる皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。(わたしは)何もできない普通の人でしたけど、たくさんのファンの皆さんがいて、大好きなメンバーがいたからこそ乗り越えてこれた。たくさん感謝しているし、ありがとうの気持ちでいっぱいです」

と最後まで見守ってくれた多くのファンに感謝の意を改めて述べた。

今後は?いじめ乗り越えた過去

卒業後は白石は、女優・モデルを中心に幅広くタレント活動をしていくという。グループからの卒業発表後、すでにYouTubeチャンネルも開設し、登録者数はすでに記録的な数字となっている。

また、大好きな乃木坂46を今後も見守っていきたいとも口にした。同期で親友の松村沙友理(28)から手紙が読み上げられた際にも、白石は涙を浮かべながら笑顔で感謝。

「(松村は)唯一の同じ年で、何でも話せるというか…。楽しいこととか傷ついたこととかも何でも話せるし、ずっと目を見て聞いてくれたのもうれしくて。進む道は違うけど、これからもお互い手を取り合っていけたら」

と、卒業後も関わっていきたいことを示唆し、ファンを喜ばせた。

絶対的センターとしてグループをけん引する一方で、先述のとおり、乃木坂メンバーによるソロ仕事の〝先駆者〟〝開拓者〟だった白石。モデルとしての活動、バラエティ番組への出演はすでにしてきた。

これからも引く手あまたであろうし、地盤はすでに整っているといって過言ではないだろう。

明るく華やかなイメージが定着している白石だが、15年に公開された乃木坂46のドキュメンタリー映画「悲しみの忘れ方Documentaryof乃木坂46」では、中学時代にいじめを受け、不登校になったことを明かしている。

このときの精神的な傷の影響だろうか、女優として駆け出しの頃にささいなトラブルもあった。

「ドラマ撮影で、白石さんが女の子を殴るようなシーンがあったんです。いじめにも似た台本で、白石さんは当時のことを思い出してしまうようで、〝できない〟と涙を流しながら訴えたことがあった」

と芸能関係者は語っている。結局制作スタッフが白石の思いを汲んでこのシーンをカットし、いじめシーンはお蔵入りとなったようだ。

視聴トラブルも発生

開演前にはファンのアクセスが集中して配信できない状況になった白石麻衣の卒業コンサート。開始が30分遅れる事態となった。

なかでもRakuten TVは大きなトラブルに見舞われた。システムエラーにより見られない状態が続き、Twitterのトレンドにも「システムエラー」が入るなど、チケット購入者からは不満の声があがった。

Rakuten TVでは現在も復旧作業を継続しているとしており、公演終了後は10月29日24時まで、見逃し(アーカイブ)配信を実施すると説明している。


Rakuten TVによれば、トラブルの理由は視聴ページの混雑によるものとのこと。Twitterでは「本気で返金願いたい」「悲しい」など、卒業ライブをリアルタイムで見られない怒りや悲しみのツイートも多くみられたようだ。