女優の篠原涼子(47)と夫・市村正親(72)が別居中だという。別居は昨年3月からで、当時はドラマ収録のためとされていたが、1年経った現在も継続中というのだ。
今回の報道について、篠原の所属事務所は2人の別居を認めたうえで、仕事が落ち着き次第戻る予定だと回答。しかし、篠原が一時帰宅するのは市村が家にいない時ばかりだという。そこには夫妻の不仲が関係しているのだろうか。
篠原と市村は2005年に結婚。2人の間には息子が2人いるが、篠原は息子たちを連れていったのではなく、現在は家政婦のサポートを受けながら1人暮らしをしているようだ。
コロナを理由に別居スタート
2人が別居を開始させた当時は、日本では緊急事態宣言が始まったばかりという時節。コロナ感染に対する不安も大きく、篠原の当たり役「ハケンの品格 第2シリーズ」(日本テレビ系)の撮影ということもあり、“コロナ別居”もベターな選択と思われた。
所属事務所も当時は、ドラマ撮影で不特定多数の人々と接触するため、「家族にコロナを感染させないための一時的な処置」と説明。「撮影が終了する8月下旬には自宅に戻る」としていた。
しかしながら結局のところ、現在も篠原は市村および13歳と8歳の2人の息子が待つ家には帰宅せず、自宅から車で10分ほどの高級賃貸マンションに居住。自宅は家政婦がほぼ住み込みでサポートしているという。
「通常なら、家財道具を移す大変さや子育てもありますから、夫が家を出るのが一般的ですが、篠原さんの方が家を出たということは、家を出たかった理由が篠原さんの方にあるということでしょう」
上記のように語っているのは、ある芸能プロ関係者だ。2人のなれそめは、2001年に舞台「ハムレット」での共演。ハムレットとオフィーリアという恋人同士を演じた。
当時の篠原は歌手から女優業に転向していたものの、主要な役どころは少なく、ゲスト出演や準レギュラー的な役回りが多かった。そんな篠原は、主人公・ハムレットの恋人・オフィーリア役という重要な役どころに戸惑う中で、精神的に支えたのが市村だったようだ。やがて、2人は交際に至った。
篠原と出会った当時にはまだ前の妻と結婚していた市村だが、すでに関係は破綻していたともされている。2003年に離婚し、2005年に篠原と再婚した。
「不倫」「略奪婚」とも揶揄されたが、実際のところは篠原の存在が市村と元妻を引き裂くこととなったのか、あるいはもともと離婚間近だったところに篠原と出会ったのか、定かではない。
24歳という、ともすれば親子ほど年が離れた夫婦になったわけだが、これまでに目立った不仲等は報じられてこなかった。それがここにきて、1年以上にわたって別居を続けていると報じられたために、驚きだ。
離婚間近はガセ?2人の距離
今回も事務所は2人の別居について「コロナで撮影が延期になったため」と、不仲説を否定。しかし、篠原が珍しく自宅に帰った日は、市村が大阪出張中で自宅にはいなかったとされ、顔を合わせたくないという篠原の意思がにじみ出ている。
第三者からは2人の関係性は破綻しているようにも見え、週刊誌によっては「2人の離婚は確定」とも報じているが、日刊ゲンダイは少し違った見方をしているようだ。同誌は芸能リポーターの川内天子氏の説を紹介している。
「現状から離婚はありえないと思います。もしも子供を置いて家を出たとなれば篠原さんの母親としてのイメージはガタ落ちでしょうし、家を出るなら篠原さんがお子さんを連れていくはず」
「2人は共演がきっかけで結婚された、同志としての結びつきが強い夫婦。出会った当初、市村さんは既婚者で、離婚してから篠原さんと再婚しています。女優として脂の乗った篠原さんを思うようにさせてあげたいという市村さんの大人の思いやりではないでしょうか」
結婚後、篠原は市村の後押しもあり、アイドルから見事に脱皮し、本格女優として花開いた。しかし、それから15年以上がたち、篠原が今でも奇跡的な美貌と体型を保っている一方で、70歳を過ぎたすでに市村は「おじいさん」化してしまっているともいえる。
市村も、篠原にとって重荷になりたくないという意思があるのかもしれない。不仲ではなく、適度な距離感を保っていこうということなのだろうか。
篠原の夜遊びに市村がぼやいた過去も
2人が別居をスタートさせる前にも、ここ数年にわたって、子どもの成長とともに時間の余裕ができた篠原が深夜にまで飲み歩く姿がたびたび撮られている。篠原が夜遅くまで飲み歩いたり、バーで泥酔して『私の仕事をわかってほしいの!』と市村への愚痴をこぼす姿が報じられたこともあった。
2016年4月には、俳優・江口洋介とのデートを『女性セブン』(小学館)に報じられ、“W”不倫と疑われてしまったのは記憶に新しいところ。そんな篠原の自由な豪遊っぷりに、市村も当時は周囲に不安を口にしていたという。
実際には篠原が江口と不倫していたというのは考えづらい。なぜなら篠原は現在Netflix配信のドラマ『金魚妻』に出演しており、人気漫画の実写化作品であるこのドラマの中で、不倫に溺れる専業主婦を演じているからだ。
本当に篠原が江口と不倫していたのであれば、すでにそういうイメージがついてしまっている篠原に不倫する妻役があてがわれることはないだろう。
とはいえ、20歳以上も年下の妻をもつ市村の立場からすれば、篠原が夜遅くまで出歩いていることにいい気はしないだろうというのは推測できる。もともと市村は篠原に対して「家庭を優先してほしい」と常に言っていたのに対し、篠原は自由を好み、「もっと仕事したい」と自分のキャリアにひたむきだったというので、遅かれ早かれ意見は割れることになっていたのだろう。
篠原への仕事のオファーは今後もあるだろうから、別居がさらに長引く可能性は大いにある。しかし、あまりにも家庭を反故にしてこのような報道が何度もされてしまうと、自身のイメージ低下に繋がり、仕事が減ることになるというリスクも背負っていることを篠原は承知しているのだろうか。