女優の斉藤由貴が、今月26日放送のバラエティ番組「しゃべくり007」(日本テレビ系)に初出演。芸能界にも斉藤由貴のファンを公言する人は多く、“元祖あざとかわいい女優”の斉藤が満を持してしゃべくりに登場だ。
斉藤由貴といえば4年前の2017年、一般人男性との不倫が取り沙汰された。相手男性も既婚者であり、また斉藤由貴にとっては不倫報道は初めてではなかったこともあり、「またか?」と世間は驚きの渦に。
近年では芸能人がスキャンダルを起こすとその後は仕事がなくなってしまう風潮にあるが、斉藤由貴に限ってはその後も変わらず仕事を続けられているようだ。その背景には、彼女の唯一無二のかわいさや、演技力の高さも関わっているのだろう。
しゃべくり出演夢だった!あざとかわいさ徹底解剖
バラエティ番組「しゃべくり007」に初出演を果たした斉藤由貴。「しゃべくりに出るのが夢だった」という斉藤の“あざとかわいい”秘密を徹底解剖する「なぜ人は斉藤由貴にメロメロなのか?あざかわ写真館」が開催された番組内では、デビュー37年、今なお人々をとりこにしてしまう斉藤の魅力に迫った。
アイドル時代の超多忙エピソードや、「(ドラマの)撮影まで台本は一切見ない」という斉藤由貴にまつわる驚きのエピソードも番組内で明かされる。46万枚を売り上げた「夢の中へ」の特徴的なあざとかわいいダンスの振り付け秘話など、惜しげも無くしゃべくりメンバーの前で披露する。
またこの日には、阿部寛が主演を務め、先日最終回を迎えた日曜ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)で生徒役を演じた若手俳優2人もバラエティ番組初登場を果たす。
1人めは、憎まれ役の生徒・藤井遼を好演し、その演技力の高さに注目が集まる若手俳優・鈴鹿央士(おうじ)だ。芸能界デビューのきっかけは女優の広瀬すずで、その名前から芸名を決めたというエピソードなども紹介。
2人めは、同ドラマで発達障害を抱える難しい役を見事演じ「圧倒される」「演技力が半端ない」など賞賛の声が寄せられた細田佳央太(かなた)。このドラマのために増量して髪型も坊主にするなど、体当たりの演技を見せた彼の意外な素顔に、スタジオも笑いに包まれた。
斉藤由貴のヒットまでの道のり
清純派アイドルとして1984年に芸能界デビューし、デビュー曲『卒業』や井上陽水のカバー曲『夢の中へ』などの名曲を歌い、女優としても多くの映画やドラマに出演する斉藤由貴。
1985年放送開始の『スケバン刑事』(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演を果たした彼女は、このドラマの大ヒットで一世を風靡し、トップアイドルへと一気に上り詰めた。
翌年にはNHK連続テレビ小説『はね駒』のヒロインを演じ、平均視聴率40%という驚異的な記録を残すなどし、人気と知名度を確固たるものとした。同年にリリースした楽曲『悲しみよこんにちは』のヒットで、NHK紅白歌合戦への出場および紅組の最年少キャプテンまで任されることとなった。
その後も、ドラマに映画に舞台出演に歌手活動、ひいてはエッセイの執筆などマルチな活躍を見せてきた斉藤由貴だったが、そんな彼女のスキャンダラスな不倫は、一度や二度ではないという裏の顔もある。
尾崎豊や川崎麻世とも不倫の過去
斉藤由貴の不倫といえば、記憶に新しいのは2017年に50代の一般人男性(医師)との間のW不倫で、この不倫報道後に斉藤は大河ドラマ『西郷どん』(NHK)とCM2本を自分から降板するなどしている。
翌年5月には写真誌『週刊現代』にて、相手の男性医師が離婚調停中であることが報じられた。同誌によると、医師には5人もの子どもがいたが、不倫によって夫婦関係は冷えきってしまったのだとか。
これは彼女にとっての初のスキャンダルではなく、過去にも報じられているものがいくつかある。最初の不倫報道は、歌手の故・尾崎豊さんが相手だった。
尾崎豊さんと斉藤由貴は、とある雑誌の対談企画をきっかけに知り合った。そして、その2ヶ月後には北海道・小樽へと不倫旅行へ出かけているのだ。尾崎豊さんは当時既婚者だったが、妻との関係がうまくいっていなかったという。
2人の不倫が発覚したのは、不倫旅行の動画を一般人に撮影されたことから。それが「FRIDAY」に掲載され、不倫が発覚したのだった。不倫についての会見で斉藤由貴は、「私と彼は同志みたいな感じ」と話しており、同じく時代をときめく歌手として通じ合うものがあったことを話した。
周囲からの説得もあり、妻との離婚調停も始めた尾崎豊さんだったが、のちに心変わり。妻との関係を再構築することに決め、斉藤由貴に対して別れを切り出したとされている。
2度目の不倫は川崎麻世。2人は舞台での共演をきっかけに仲を深めたという。釈明会見の際に、川崎麻世の後方で妻のカイヤが腕組みして仁王立ちし、会見の様子をじっと見つめているという異様な光景だったことも注目された。
一方の斉藤由貴は、尾崎豊が相手だったときの会見とは違い、淡々と反省の言葉を述べる会見に留まった。
不倫後も仕事多数!斉藤由貴の現在
冒頭にも述べたように、スキャンダルを起こすとえてして仕事がなくなってしまう現在の日本の芸能界だが、斉藤由貴は現在も順調に仕事をしているので驚きだ。
一番最後の不倫報道後(2017年)は自らドラマやCMの降板を申し入れたものの、そこからまもなくブルーリボン賞助演女優賞を受賞するなど、変わらぬ活躍を見せた斉藤。報道後も、2019年には連続ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)や映画『フォルトゥナの瞳』、映画『最初の晩餐』に出演するなど、女優としてのキャリアに傷ががつくことはほぼなかったようだ。
不倫を絶対悪と捉える人々にとっては受け入れがたい現実かもしれないが、不倫をしたとしても、周囲に認められる実力や人気などを持ち合わせていれば再起できるという例のひとつだ。