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差別発言が大炎上で官公庁や支援団体も緊急声明発表の事態!メンタリストDaiGoの現在

メンタリストのDaiGoが自身のYouTubeチャンネルで公開した、路上生活者(ホームレス)や生活保護受給者を差別するような発言がネット上で大炎上する事態となっている。

はじめは「謝るようなことじゃない」という姿勢を見せていたが一転、謝罪動画を投稿したDaiGo。彼の発言には官公庁もコメントを発表するような展開となっており、未だ波紋が拡がっている。

ホームレスの命はどうでもいい!発言が炎上

問題の動画はDaiGoのYouTubeチャンネルにおいて、今月7日に公開された。視聴者の質問に答える形で税金の使途について答えたDaiGoは、

「僕は生活保護の人にお金を払うために税金を納めているわけじゃないからね。生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら、猫を救ってほしいと僕は思うんで。生活保護の人が生きていても僕は得しない」

と発言。さらに「自分にとって必要がない命は僕にとっては軽いんで。ホームレスの命はどうでもいい」と語り、「ホームレスっていない方がよくない?邪魔だしさプラスになんないし、臭いしさ。治安悪くなるし」と続けた。

あわせて、「もともと人間はね、自分たちの群れにそぐわない、社会にそぐわない、群れ全体の利益にそぐわない人間を処刑して生きてきてるんですよ。犯罪者が社会の中にいるとみんなに害があるでしょ?だから殺すんですよ。同じですよ」と社会から排除するような発言も。

この一連の言動には、「優生思想に直結する」「生産性で命をはかるのか」「命に重いも軽いもない」「働きたくても働けない人は?能力があり、頑張ってる人でも、突然、交通事故にあって働けなくなる可能性あるよ?」などと、多くの批判が殺到することとなった。

いったんは謝罪を拒否

DaiGoの実の弟で謎解きクリエイターの松丸亮吾氏も、一連の騒動を受け自身のTwitterを更新。兄の発言が炎上するのはよくあることだと理解しながらも、今回については看過できないという気持ちが垣間見えた。

自身の発言がさまざまな場所で炎上していることを受け、今月12日深夜には再度動画を公開したDaiGo。この時点ではまだ強気な姿勢を見せており、自身の発言について、「個人の感想に間違いもクソもない。謝ることでもない」と説明。

批判には、「ホームレスとか生活保護の人たちに炊き出しとか定期的にやったりしてるんですか?(批判している人より)はるかに税金を払っているので僕の方が助けている」という理論で反論した。さらには13日には、Twitterでも以下のように発言。

「そんなに助けてあげたいなら、 自分で身銭切って寄付でもしたらいいんじゃない?  国がそういう人のために、 みんなの給料から毎月3万円徴収しますって言い始めたら、皆さん賛成するんですかね?」

としている。日頃から過激な発言が売りのDaiGoだが、ここまで特定の人に向けたヘイトを見せることや、具体的かつ明確な差別発言は彼としても珍しい。

厚生労働省も反応・・・急転謝罪へ

騒動の余波は、官公庁にまで波及することとなった。厚生労働省の公式ツイッターは8月13日、「生活保護の申請は国民の権利です」と投稿した。同省は写真誌「スポニチ」の取材には「直接反応する趣旨ではない」としつつも、「社会的に注目されておりそういった状況を踏まえての投稿」と答え、DaiGoの発言を受けての発言であることを示唆したという。

Daigoは世論やこういった権威からの反応を受けてか、13日の夜には立場を一転させ、謝罪へ。この時点での謝罪動画では、困窮者への理解を深める意向を示しつつも「そういう人を批判するのはやめようとはしない」とも話した。

謝罪動画では、広告収入を全額寄付して生活保護者やホームレスへの理解を深める取材を行うことを約束したが、「炎上商法なのでは?」という新たな疑惑や非難も持ち上がってしまっている。

支援団体が声明発表で再び謝罪

これらの流れを受け、生活困窮者を支援する4団体が14日、緊急声明を発表する事態となった。名乗りを挙げたのは、「生活保護問題対策全国会議」「一般社団法人つくろい東京ファンド」「新型コロナ災害緊急アクション」「一般社団法人反貧困ネットワーク」の4団体だ。

これら団体は連名で、「メンタリストDaiGo氏のYouTubeにおけるヘイト発言を受けた緊急声明」を発表。「ホームレスの人や生活保護利用者の命は要らないとする、DaiGo氏の一連の発言は、人の命に優劣をつけ、価値のない命は抹殺してもかまわない、という『優生思想』そのものであり、断じて容認できるものではありません」と指摘した。

あわせて、「これらの発言は、差別を煽動(せんどう)する明確な意図に基づいて行われたものであり、現に、路上生活者に対する差別に基づいた襲撃事件が後を絶たない中、さらなるヘイトクライムを誘発する危険のある、極めて悪質な発言と言わざるを得ません」と危惧する姿勢を見せた。

そして「私たちは、私たちの社会を守るため、DaiGo氏の一連の差別扇動を許さないという姿勢を、より明確に社会全体で示す必要があると考え、以下の5点を求めます」とし、「発言を真摯に反省・撤回し、生活保護利用者、ホームレス状態にある人々に謝罪すること」「マスメディアは、DaiGo氏の起用を差し控え、その発言の問題点を報道し、このような発言を許さない姿勢を明確にすること」などを訴えた。

これを受けてか、14日に再び短い生配信を行ったDaiGo。「昨日の謝罪を撤回致します」という、一見ひやっとするタイトルだったが、中身自体は謝罪の詳細のようなものであった。

前日の謝罪について「自分が勝手に反省しているに過ぎなかった」と、あらためて謝罪の言葉を述べたDaiGo。実際に生活保護を受けている人に連絡をとって話を聞いたほか、ブログなどを閲覧したという。

スーツ姿の神妙な面持ちで動画に出演したDaiGoは、「本動画の収益は全て慈善団体に寄付させていただきます」と説明を付したうえで、自分の発言について「差別的でありヘイトスピーチであった」「何かからか抜け出すために努力をしている人は評価されるべきだと言っているにもかかわらず、その可能性すら否定するような発言」だったと認めた。

また最後には、「僕と同じような考えを一人でも減らせるように活動をあらためていきたい」という趣旨の言葉で締めくくった。一連の報道は、どのような結末を迎えることとなるのか。