今月21日未明に、突如心不全のため66歳で急死した俳優の大杉漣さんの家族へフジテレビの取材に非難が集中している。
心不全のために亡くなった大杉漣さんは、現在出演中の連続テレビドラマの収録後、共演者の共演者の田口トモロヲ、松重豊、光石研と夕食を共にして自室に帰ったところで腹痛に襲われたそうだ。
大杉漣さんの腹痛を受けタクシーに乗せて関係者らが病院に連れて行ったという。
大杉漣さんの死
出典:大杉漣 公式ブログ 画像
21日に心不全のために66歳で亡くなった大杉漣さんは、現在出演中している連続テレビドラマ「バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」(テレビ東京)の収録後腹痛に襲われたという。
多くの業界関係者から親しまれている大杉漣さんは病歴や体調異変などが報じられたことがないだけに、業界関係者のも衝撃的なニュースだったようだ。
「第一報が通信社から流れたときは、思わず“嘘だぁ”って声がスタッフルームにもれましたね」
と、大杉漣さんの急死に情報番組ディレクターも驚きを隠せないニュースとなった。
21日当日の大杉漣の詳しい状況
2月20日に千葉県富津市内などで朝8時頃から出演していたドラマ「バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」の撮影を行い21時頃に終了。
撮影終了後、共演者の田口トモロヲ、松重豊、光石研と食事に行き、23時頃ホテルの部屋に戻った。
21日0時頃、大杉漣さんが腹痛を訴えたため松重と関係者らに付き添われタクシーで救急病院に搬送。
病院に到着時にはすでに重体だった大杉漣は総合病院への搬送も検討されたが「治療が間に合わない」という病院側の判断で集中治療を継続。
しかし容態は悪化し、病院で家族親族やテレビ東京関係者、同ドラマ共演者(先述の3名と遠藤憲一)、妻、事務所関係者、一部制作スタッフなどに看取られながら、2018年2月21日午前3時53分、急性心不全により66歳で亡くなった
死因の心不全
心不全とは、心臓の血液拍出が不十分で全身が必要とするだけの循環量を保てない病態を指す。
心不全の症状は、左心と右心のどちらに異常があるかによって、体循環系と肺循環系のどちらに鬱血が出現するかが変わり、これによって症状も変化すると言われる。
右心不全と左心不全の区別は重要であるが、進行すると両心不全となることも多いようだ。
治療内容は、急性心不全と慢性心不全の区別も重要で急性心不全に当てはまるのは例えば心筋梗塞に伴う心不全であり、慢性心不全に当てはまるのは例えば心筋症や弁膜症に伴う心不全である。
大杉漣さんの家族へのフジテレビ取材に非難
大杉漣さんの急死を期に取材記者が動き出すが、遺族に対してフジテレビが無茶を押し付ける取材場面に非難が集まっている。
21日の報道後、都心にある大杉漣さんの自宅に各局の取材クルーや新聞記者が集まった。その後、大杉漣さんの長男でカメラマンの大杉隼平さん(35)が、新潟から急遽帰京。
各局の取材クルーや新聞記者報道陣に対応してくれたそうだ。そんな中、フジテレビの取った行動に非難が集まった。
フジテレビの取材
大杉漣さんの死を受け、自宅前に集まっていたテレビカメラは、日テレ、TBS、テレビ朝日の3台だったという。
来るかどうかわからない局を待つ理由も無く大杉漣さんの急死について一般人の長男へ普通に取材し、すっかり済んだころにフジテレビがやって来たという。
フジテレビは他局が画を取れているのに、自分のところだけなければ大ごとになると大杉漣さんの死で心を痛めている長男にもう一度同じことを話してと頼み込んだという。
芸能人ではない相手に芸能人と同様の対応を求めるやり口に、現場の空気も冷ややかに。
そんなフジテレビに対し、父親がお世話になっていた世界のお願いに渋々折れたようだが、心の整理も付いていない状態で前回と同じように玄関先でしゃべるのは難しいといことで、近くの公園に移動して再撮影をしたという。
カメラマンの一般人に感情をコントロールしながら、父親の急死について再度コメントを求めるというのは酷な要求に現場の空気も冷ややかだったようだ。
大杉漣
大杉漣(おおすぎれん)1951年9月27日生まれ徳島県小松島市出身。俳優・タレントとして活躍。2018年2月21日心不全のため亡くなった。
明治大学中退。身長178cm、体重72kg。血液型はB型。長男は写真家の大杉隼平氏。