「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2001年36・37合併号~2016年38号まで連載された人気漫画「BLEACH」で知られる漫画家の久保帯人氏(40)。
2018年に公開予定の佐藤信介監督・福士蒼汰主演で実写映画化も発表され、テレビアニメ・ゲームなどでの大好評となっている人気漫画「BLEACH」。
そんな人気漫画の作者である久保帯人氏を支えたファンレターを出したという差出人と連絡がついたことをツイッターで報告。協力してくれたファンに感謝した。
BLEACHが生きる力を与えてくれた
お手紙の実物の写真もアップします。彼についてのどんな情報でも構いません。ご存知のことがあれば、この投稿フォームからメッセージを送ってください。https://t.co/HGwtDOnoqa pic.twitter.com/fUq3GlRGn3
— 久保帯人&スタッフ (@tite_official) November 17, 2016
「BLEACH」の作者である久保帯人氏は昨年11月に自身のツイッターアカウントで、手元に届いた名前も住所も記されていない1通のファンレターについて漫画で綴り話題となっていた。
その内容というのは、余命1年半と宣告された入院中の少年からのファンレターだったそうで、少年は余命1年半と宣告され未来への希望を失っていたそうだ。
そんなとき、少年が「BLEACH」と出会い生きる力を「BLEACH」が与えてくれたといった思いが綴られていたという。
久保帯人氏が漫画家を続けられた理由
久保帯人氏は余命1年半と宣告された入院中の少年からのファンレターが届いた当時、自身の体を壊したことで「BLEACH」の休載が続き、精神的にも参っていたという。
そんな中、生きる力を「BLEACH」が与えてくれたといった思いが綴られていた手紙に励まされたという。しかしその手紙には、
「僕が亡くなったらこの手紙を送ってと頼んだ」
と、記されていたことが明かされていた。すでに亡くなっているかもしれない手紙の主にお礼を言いたいと、差出人を捜し出すことを決意したことを昨年11月に自身のツイッターアカウントで発表し、ファンにも情報提供などの協力を呼びかけていた。
ついに差出人判明
今月13日、約11カ月ぶりにツイッターを更新した久保帯人氏は、
「11月初旬、twitterでの呼びかけから1年、手紙の差出人の方と連絡がつきました。僕はてっきり差出人はご家族の方だと思っていたのですが、少年と同じ病院に入院していた友人の方でした。頂いた連絡で詳しいいきさつを伺い、愁眉を開く思いがしました」
と、ファンに報告。手紙の差出人は少年の家族ではなく、少年と同じ病院に入院していた友人の方ということだった。
頂いた連絡で詳しいいきさつを伺い一安心できたという。そして協力してくれたファンに感謝の気持ちを綴っていた。
BLEACH作者の久保帯人氏のツイッター
余命1年半と宣告された入院中の少年からのファンレターの差出人を探すための投稿フォームとして使われていた久保帯人氏のツイッターが、目的を果たしたことで閉じることが発表された。
【お知らせ②】
今回の件では、多くの方々に情報拡散のご協力をいただき、このような形で決着を見ることができました。これをもちまして、投稿フォームも閉じさせて頂こうと思います。ご協力を頂いた皆様、本当にありがとうございました。
久保帯人氏は、このアカウントは元々今回の呼びかけのために作ったもので、このまま置いておくかどうか悩んでいたと以前ツイートしていた。
日常のツイートをするかどうかは分からないがまた何かあればツイートすることもあるかも知れないとも綴っていた。コスプレや近状などを楽しく綴っていた久保帯人氏のツイッター再開を楽しみに待ちたい。