幅広い年代から愛される歌手・Superflyの新曲「Together」が『ミュージック・ステーション』(テレビ朝日系)にて初披露され、コロナ禍で人と人とが引き離された今に思いを込めた歌詞に感動の声が集まった。
歌詞に注目の新曲「Together」
ここ数年ではトレードマークのロングヘアーをばっさり切ったり、結婚したりと話題に事欠かないSuperflyの越智志帆。
4月には自身のInstagramで弾き語り動画を披露し、ファンの間では話題となっていた新曲「Together」。動画では一部のみ解禁されていたが、このほど『ミュージック・ステーション』ではついに全編が披露された。現在ではYouTubeでも視聴可能となっている。
感動を呼んだ歌詞には、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い人々が引き離されているこの状況で、「今なら言える」大切な人と一緒にいたいという思いが込められており、珠玉の一曲となった。
驚きの制作の裏側とは
レコーディングはなんとリモートで行われたという。ギター、ベース。キーボードがそれぞれ自宅で録った音源を重ね合わせた。
リモートならではの難しさはあっただろうが、それを感じさせない完成度となっているから驚きだ。
映像も各自宅での撮影となったため、Superflyの越智志帆は「自分が今まで大事にしてきたもの」を自宅の一角に集め、思いが詰まった空間をさまざまな角度からカメラにおさめた。
後続が出るか?東日本大震災に見る例
今回のSuperflyの「Together」のように、世間で何か暗い出来事が起きたときに、それを機に歌手が新作を作ることは珍しい話ではない。
過去にも2011年の東日本大震災後に、復興支援ソングとして作られた「花は咲く」や、毎年3月11日に追悼のために曲をリリースするRADWIMPSなどの例が見られる。
今回も、この終わりが見えないコロナ禍にアーティストらがインスパイアされ、カタルシスとして作られた曲が名曲になる可能性は大いにある。
コロナ禍、五輪開催延長、大不況と暗い話題が尽きない2020年だが、Superflyの「Together」のように、これをきっかけに未来に歌い継がれる名曲が続々と出てくることを期待したい。