人気アイドルグループ・AKB48の元メンバーであり現在は女優の前田敦子が、夫で俳優の勝地涼との離婚を決意したと報じられている。
前田は2020年末に、AKB48在籍時代から所属していた太田プロダクションから退社し、独立したばかり。今後は公私ともに新たな環境で、ということになる。
4歳年上の勝地涼とは、交際4ヶ月で2018年7月に結婚。2019年3月には第一子となる長男が生まれている。
関係修復は不可能に
前田敦子といえば、「あっちゃん」「まえあつ」の愛称で知られる、AKB48の初期からの絶対的エース。
AKB時代には、じゃんけん大会で選抜メンバーが選ばれた「上からマリコ」以外の全てのシングルの表題曲において選抜メンバーとなった。
そんな前田敦子のハートを射止めたのは、実力派俳優の勝地涼だった。
2人は2015年に日本テレビ系ドラマ「ど根性ガエル」で初共演。2018年春には友人関係から急接近し、ゴールインしたが、結婚生活は長くは続かなかった。
複数の関係者の話を総合すると、夫妻は冷却期間を設けて話し合いを続けてきたが、結果、関係修復は不可能と判断したという。
2019年3月に誕生した長男(1)の将来を最優先に考え、現在は離婚協議を進めているということだ。
前田敦子のヒステリックな性格
当初、夫である勝地のアドバイスもあって、夫妻は前田の両親が住むマンション内の別の部屋で新居を構えていた。
これは、女優を続ける前田が、両親から育児のサポートを受けやすい環境で暮らせるようにという配慮のもとだったという。
だが、育児への不安もあってか、前田は出産前から特にナーバスになることが多くあったという。
もともと週刊誌などで、前田のヒステリックな性格については、たびたび語られているところでもあった。
AKB時代からも、波の大きい前田の性格は業界でも有名だったという。現場でも機嫌を損ねると立ち直るのに時間がかかり、撮影やリハーサルなどがストップしてしまうことも珍しくなかったのだとか。
そのためとにかくスタッフは、前田が気分を害さないように気を遣って大変だったという証言も少なくない。
そうした性格は前田本人も理解しているようで、以前、前田は出演したテレビ番組の中で、自分の性格について言及。
普段の生活のなかでも感情をコントロールできなくなって取り乱してしまうことが多いと明かし、それでもいつもやさしく接してくれる勝地に感謝の言葉を口にしてもいた。
昨年春から別居状態
だが、2019年には、路上で夫の勝地に激怒している様子を収めた写真が『週刊文春』(文藝春秋)で報じられ、そのあまりにスゴい鬼の形相と、その傍らで赤ちゃんを抱いて呆然と立ち尽くす勝地の姿が話題にもなった。
そうして、前田が育児ストレスをかかえたときには実家を頼るように。孤立した状態になった勝地は自宅を離れて、仕事場として借りていた別のマンションで暮らすようになったという。それが昨年春のことだ。
子煩悩で、番組などでも子供の話を頻繁にしていた勝地にとっては、子供と離れて暮らすのは苦渋の選択だったのではなかろうか。
前田自身も生活を仕切り直すために、実家から車で少し離れた場所にある別のマンションに引っ越していた。
その直後の昨年6月、週刊誌に報じられ、別居が発覚した。そんな状況下でも勝地は、前田が仕事で家を空けるときには連絡を取り合い、前田の住むマンションまで出向いて長男の面倒を見ていたという。
別居発覚時には、芸能関係者らなどは先述のような前田の性格に言及し、「よく2年も耐えた」と勝地をねぎらったほどでもあった。
すれ違い~協議離婚へ
夫婦の仲が完全に壊れたわけではなく、別居はあくまで冷却期間を置くためだったという。
ただ、夫妻の気持ちがさらにすれ違うようになり、勝地が子供に会いたくても会えない状況が続くようになったという。
勝地は、次第に夫婦のあり方や家族の将来について悩むように。離婚も視野に考えるようになったようだ。
一方の前田はというと、あくまで関係修復を模索し、離婚するつもりはなかったが、今年に入って離婚もやむなしと判断。
双方ともに弁護士を立てて離婚を正式に話し合うことになったというのが経緯のようだ。
互いに、1歳の長男の将来を第一に考えていることでは目的は一致しているという。
勝地は「子供は母親のもとで育つのが最適」と基本的に考えており、子煩悩ながらも、今後も親権を争う気はないようだ。
ただ、離婚しても勝地が長男の父親であることには変わりなく、子育てを手伝っていく意向だという。
週刊誌が報じるところによれば、離婚協議に入ったことについて前田の所属事務所は「事実ではありません」と否定。勝地の所属事務所は「聞いていない」としているということだ。
所属事務所からも独立、海外で活躍できる女優を目指すと宣言した前田敦子に、プライベートでも大きな変化。今後を見守ろう。