人気デュオ、「コブクロ」の黒田俊介(44)が今月11日、この日「文春オンライン」で不倫疑惑や相手女性の自殺未遂疑惑などが報じられた件について、コブクロの公式サイトで謝罪した。
コブクロについては、過去に黒田の相方である小渕健太郎も不倫を報じられており、「2人そろって・・・」と失望の声などが寄せられている。
公式サイトに謝罪文掲載
コブクロは、今回不倫を報じられた黒田俊介と、小渕健太郎の2人からなるデュオ。「コブクロ」の名前は2人の苗字からきており、「ここにしか咲かない花」、「桜」、「永遠にともに」などの楽曲で知られる。
今回コブクロの公式サイトで、「黒田俊介に関する『週刊文春』の記事に関するおわび」と題して発表された謝罪文は、以下の通りだ。
2021年5月11日
黒田俊介
株式会社ミノスケオフィスコブクロ
謹啓 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、本日配信されました、『コブクロ』の黒田俊介に関する『週刊文春』の記事につきまして、記事に掲載されている女性、ご家族に対して大変ご迷惑をおかけしましたことを、心よりおわび申し上げます。このような記事に至ったことは、黒田の不徳のいたすところであり、大変責任を感じております。ファンのみなさま、関係者のみなさまに多大なご迷惑ご心配をおかけしておりますことを、心よりおわび申し上げます。
このような事態に至り、普段から応援していただいているファンのみなさま、大変お世話になっている関係者のみなさま、そして家族、友人を含め、信頼してくださっているみなさまに対して、ご迷惑をおかけしましたことを、大変重く受け止めております。このたびは、誠に申し訳ありませんでした。
敬具
コブクロ公式サイト
黒田はこの前日、「週刊文春」の出版差し止めを請求する「仮処分命令申立書」を東京地方裁判所民事部に提出したが、却下されていた。
不倫相手が自殺未遂のトラブルにまで発展
「週刊文春」では、黒田と不倫関係にあった30代独身女性・A子さんが自殺未遂していたトラブルを取材していた。「週刊文春」編集部の取材によれば、妻子のある黒田はA子さんと2019年秋から不倫関係になっていたという。
それからというもの、黒田が出張の際にはA子さんを出張先に呼び、A子さんの家族にもブランド品をプレゼントするなど、親密な関係が続いていた。しかし翌年、2人の関係が悪化したことをきっかけに歯車が狂いだした。
精神的に不安定となったA子さんは、それまでのLINEのやり取りなどを黒田の自宅ポストに投函するなどしたという。これらの言動を「ストーカー」だとみなした黒田の代理人弁護士は、その旨を警告。今年3月には、大阪府警豊中警察署にも相談に赴いていた。
一方で1月にうつ病と診断されていたA子さんは、「黒田さんは、私のことはもうどうでもいいと思っている」と感じ、4月13日未明に70錠以上の抗うつ薬と睡眠薬を服用し、自殺を図るに至ったという。
「週刊文春」が黒田本人に取材を申し入れると、黒田の代理人弁護士から、A子さんは黒田のストーカーであること、自殺未遂もその一環であり、「回答人(黒田)を苦しめるために行っているストーカー行為である」と認識している旨の回答があったという。
また、黒田サイドは、黒田とA子さんとの不倫関係については回答しなかったようだ。
黒田は、「週刊文春」の報道はストーカーを助長する行為にあたるとして、5月10日に出版差し止めの仮処分を請求。だが5月11日、東京地裁は仮処分申請を「差し止めの要件を充足しない」として却下、A子さんの自殺未遂についても、虚偽であるとまで認めることはできないとした。
記事が世に出ることを止めたかったものの止めることはできず、結果的に謝罪文を掲載したということは、明言はせずとも記事の内容を全面的に認めているのと同義だろう。
過去には相方・小渕の不倫報道も
2016年には相方・小渕健太郎も“不倫疑惑”が報じられている。当時の『週刊新潮』には、過去に不倫していたとする2人の女性の証言が掲載され、楽曲の作風らしからぬ生々しいやりとりにファン離れが起こったこともあった。
この報道が出た際には、実際に不倫関係があったのは12年前であったことなどから、「過去の話を今さら蒸し返されて・・・」と同情の声もあったが、不倫自体は事実だったようだ。
2008年から2012年まで「結婚したいアーティストランキング」で5年連続1位を取るなど女性からの人気も高い彼だったが、モテることが結果的には悲劇を招くこととなった。
見かけや曲のイメージからは想像もつかないほど、酒癖が悪いうえに派手な女性関係をもっているという小渕。純朴なイメージのあるコブクロを好きだったファンにとっては、裏切られたような気分になったことだろう。
それだけに、今回の黒田サイドの記事「差し止め」という動きには、これ以上イメージダウンを起こさないように、という運営面からの切羽詰まったものが感じられる。しかし、差し止めようとしたという事実も明らかになってしまったことで、結果的には不倫にくわえて「往生際が悪い」という印象ももたれてしまった。
数々のヒット曲をもち、一時代を築いたコブクロ。NHK紅白歌合戦には8回も出場しており、また2025年開催の大阪・関西万博のテーマソングを歌うことも決まっている。楽曲に罪はないが、今後の活動に及ぼす影響は大きいことだろう。