元TBSアナウンサーで現在はフリーアナウンサーの小林麻耶をめぐっての騒動の余波が広がり続けている。
小林は自身のYouTubeチャンネルで、レギュラー出演していた「グッとラック!」(TBS系)の降板を突如言い渡されたと主張。
また番組スタッフからイジメを受けていたなどの主張をしたが、これに番組側が反論する形となった。同時に小林の所属事務所も小林との契約を解除した。
番組降板?ドタキャン?
小林麻耶は今月12日、レギュラー出演しているテレビ番組『グッとラック!』(TBS系)を突然欠席。
それと同日、自身のYouTubeチャンネル「コバヤシテレビ局」内で、次のように語っていた。
「私、きのう午前中に突然、番組の降板を言い渡されて、今日、番組に出演できないことになりました」
と、レギュラー出演していた番組からの降板を突然言い渡されたため出演できなかったと説明。また、
「ファッションコーナーのスタッフさんからイジメを受けておりまして、それに耐えられずに今週火曜にあったロケを行かない決断をしたんです」
と、撮影現場でいじめがあったため、撮影に参加しなかったことを告白した。
これらのことを小林は、なぜか笑いが止まらない“爆笑状態”で報告。
「イジメから守ってくださらなかった(生島企画室の)飯尾社長。そして、番組降板を突然言い渡し、今日、生出演をさせないという判断をくだされました(『グッとラック!』プロデューサーの)正木さん、ありがとうございました!」
小林はこう話し終わると“ぷっ!”と吹き出し、再び数秒間、話ができないほど笑い続けた。
事務所もコントロール不可!契約解除へ
番組の欠席、小林麻耶によるYouTubeでの暴露と同日、小林の所属事務所であった生島企画室は小林について、以下のような発表。
「この度、慎重に話し合いを続けて参りましたが、それぞれの思いがあるなか、正常なマネジメント業務を行う事が困難になった為、2020年11月12日をもちまして、弊社所属小林麻耶とのマネジメント契約を終了することと致しました」
TBSもJ-CASTニュースをはじめとする各メディアに対し、小林の『グッとラック!』降板を正式に発表。
その理由については「小林さんと番組との間で日程的に合わないことがあり」と説明した。
さらに、小林が主張するスタッフによるイジメも否定し、小林の主張とは食い違う形となった。
番組内での発言が問題なのか
小林は以前から『グッとラック!』でMCや司会との“意見の食い違い”が注目されることもしばしばあった。
たとえば先月29日の放送回では、MCの立川志らくが「母親がいないとね、子どもにとっては不幸なこと」と発言した際、小林は目を潤ませながら
「母親がいないと不幸だっていうふうにおっしゃったのは、私はそういうふうに思いません。母親がいない人たちだってたくさんいますし、母親に虐待を受けている人たちもいます」
と反論した。これは自身の妹である故・小林麻央さんの子供たちのことを思いながらだったのかもしれない。
また今月5日放送回のアメリカ大統領選挙の特集では、発言が「ジョー・バイデン候補批判」と受け取られた可能性も。
バイデン氏が過去に複数の女性スタッフからセクハラで訴えられていることや、娘の薬物所持などを挙げ、「そういう情報を聞いてしまうと、私はトランプさんかな」と持論を展開。
司会の国山ハセンアナが「やはりこういうスキャンダルを聞いてしまうと」と言うと、小林は突然に感情的な様子になり、
「スキャンダルっていうんですか、これを!」
と、「スキャンダル」という表現では軽すぎるとして食い気味に返す場面もみられていた。
ネット上では、このバイデン氏批判が直接的な降板の引き金になったのではと推測の声が広がり、ツイッターでは「小林麻耶」がトレンド入り。
「バイデンへのあの件への言及が原因で小林麻耶が番組降板ならここは恐ろしい国だな」「小林麻耶さん、バイデン候補の黒い噂を話したら降板ってなにそれ…」と、世間が反応している様子だった。
坂上忍は小林麻耶を擁護
一連の騒動の翌日、「バイキング」ではこの問題を取り上げた際、MCの坂上忍が青いメモ用紙を取り出し、読み上げるシーンが。
「ロケはすっぽかしていません。事務所側にも番組側にも伝えてある」
「それ、なんですか?」と出演者から聞かれた坂上は「夕べ、麻耶ちゃんからメールが来た」と明かし、スタジオはどよめいた。
坂上は小林からのメールを紹介し「いじめの件は(事務所)社長に伝えていたが、守ってもらえなかった」とのメッセージを代読。
また番組降板理由については、「わからない」と明かしていることを紹介した。
恩人・生島ヒロシの思いは
小林といえば、2018年に「GiNヒーリング整体」という名称で施術を行う整体師で「宇宙ヨガ講師」と呼ばれていた國光吟さんと結婚。
その直後に突然、芸能界を引退したが、昨年6月から生島企画室に所属して芸能界に復帰していた。
テレビ局関係者は今回のことに関して、生島企画室側の無念や不本意さを以下のように語る。
「芸能界を引退したものの仕事がない小林さんの境遇を心配した生島企画室会長の生島ヒロシが、手を差し伸べるかたちで、小林さんを同社に招き入れたわけです」
「小林さんは今年2月から『グッとラック!』の木曜レギュラーを務めていますが、この仕事も生島が古巣であるTBSの人脈を使って、なんとか取ってきた仕事だった。その仕事を小林さんが勝手にドタキャンし、挙句にYouTubeで事務所の社長と番組プロデューサーを批判。事務所がキレるのも無理はないですよ」
「小林は“事務所が守ってくれなかった”と言っていますが、生島企画室は規模は小さいですが、しっかりした事務所です。もし本当に小林さんがイジメられていたのであれば、それなりの対処はしたはずです」
会長の生島ヒロシも自身のラジオで、小林によるYouTubeでの発言には「そこまでいうのか」と驚きを隠せない様子を見せた。
一方で小林の才能などは認めており、「非常に残念」と無念さをにじませた。
無料占いサービス開始