清原翔、脳出血で緊急手術の原因は?ドラマ代役には成田凌

俳優の清原翔が脳出血の緊急手術を受けたことを先日、所属事務所が発表した。命に別状はないが、当面は療養に集中することになっている。

現在も状態が心配される清原のドラマでの代役は、盟友でもある成田凌が務めることが発表され、新たな話題となっている。

2人はかつて、「メンズノンノ」のモデルの同期でもあったことから、交流があったようだ。

代役には成田凌

12日に脳出血で倒れて緊急手術を受けた若手俳優の清原翔が、出演予定だったフジテレビ系連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(7月16日スタート木曜午後10時)を降板。

その代役としては、成田凌が出演することが分かった。清原は、主演の石原さとみ演じる薬剤師・葵みどりに興味を示す謎の男、小野塚綾(りょう)を演じる予定だった。

清原と成田は、2013年にファッション誌「メンズノンノ」のオーディションに受かって専属モデルとしてデビューした同期。

成田はモデルとして活躍する一方、14年にCSフジの連続ドラマ「FLASHBACK」で主演し、俳優デビュー。

2016年にTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」、2017年にフジテレビ系「コード・ブルー-ドクターヘリ救急救命-3rdseason」と着実にキャリアを積んだ。

昨年には日本アカデミー賞新人俳優賞、日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎新人賞に輝き、「カツベン!」で映画初主演と大ブレークした。

成田は、今回清原の代役として「アンサング・シンデレラ」に関わることになり、以下のように意気込みを語っている。

「役者として、このすてきな脚本、スタッフ、キャストの皆さんと共に、一生懸命、いい作品になりますよう、毎日を生きます。唯一の同期として、友として、清原の回復を心から願っています。祈っています」

ツイッターでもさっそく「成田くん」がトレンド入りしており、すでに反響の高さがうかがえる。

清原翔の脳出血の原因は?

人気若手俳優の緊急手術のニュースは、世間を震撼させた。すべては突然に起きて、12日の夕方ごろ、外出先で体調不良を訴えて緊急搬送された。

都内の病院で医師の診断を受けたところ、「脳出血」の症状がみられたという。清原はそのままこの日に緊急手術を受けた。

現在のところ命に別状はないものの、予断を許さない状態が続いているということで、決して安心はできない。

清原の事務所は、清原は当面の間はこのまま治療に専念するとしている。復帰の時期は改めて事務所から報告するということだ。

脳の中の血管が破れて出血し、後遺症が残るケースもある脳出血。日本脳卒中データバンクの報告書によると、2018年の1年間で脳出血を発症した人の平均年齢は70.7歳。

一方の清原はというと、いまだ20代後半という若さ。20代での発症は極めて少ない病気なだけに、理由に注目が集まる。

テレビの取材に答えた脳神経外科医師が語るには、原因として考えられるのは以下のような要因だという。

「20代という若い方の場合は、動脈硬化や血管の加齢による変化は考えにくい。若い方だと血管の異常、例えば動静脈奇形と呼ばれるもの」

「動脈と静脈の異常の病気というものが原因として多かったりするので、そういったものが元々あって、ストレスや疲労が原因で出血につながることはありえる」

食事や生活習慣に気を遣うことでリスクは減らせるというものの、脳出血を含む脳卒中は突然発症することが多く、防ぐことが難しいという。

発症後の状況を左右するのは、いかに早く症状を察知し対処するかにかかっている。

清原の事務所が「命に別状はない」と発表していることをみるに、おそらく清原は発症からの対応を早くなされたのだろう。

芸能界からもエール

清原の突然のニュースに、ネットでは驚きの声と、多くの励ましの声が溢れかえった。

芸能界からも、闘病中の彼に対して激励のコメントが多く寄せられている。

俳優の山田裕貴も自身のツイッターで、かつて連続テレビ小説「なつぞら」で共演した清原の復活を、短いながらも以下のように祈った。

「清原翔 また一緒に酒飲むぞ!!」

ドラマ「なつぞら」では、清原は戦争で両親を亡くした少女・奥原なつ(広瀬すず)が引き取られた北海道・十勝の酪農家・柴田家の長男・柴田照男を、山田は十勝の菓子屋「雪月」の長男で、なつの幼なじみ・小畑雪次郎を好演した。

清原の一日も早い復活が望まれる。