中咽頭がん闘病中のワッキー現在明かす「副作用でかなりきつい」

中咽頭がんで闘病中のお笑いコンビ・ペナルティのワッキーが治療について「きつい」とツイッターで本音を吐露した。

ワッキーは病気について、6月上旬に一時休養することを所属の吉本興業を通じて公表しており、復帰を誓う力強いツイッターも更新していた。

ワッキーは7月8日から月末まで入院し、8月末までの休養を予定している。治療はいまのところ順調だという。

現在の病状は?

ワッキーが患っているのは、ステージ1の中咽頭がん。吉本によると、4月上旬にワッキーは首にしこりのようなものを感じ、都内の病院で何度か検査をしたところ、初期のがんが見つかったとのことだ。

関係者によると「(ワッキーは)普段の生活の中で違和感を覚えたようだ。目立った体調不良はないと聞いている」という。

木曜レギュラーを務めるCS放送・J SPORTSのサッカー番組「Foot!」(後10・00)への出演を見合わせる以外は、さしあたって仕事への影響はない。

中咽頭がんは、鼻から食道につながる部分のうち、舌の奥あたりにできる。ワッキーは医師と相談の結果、外科手術をせず、放射線化学療法で治療する。

吉本興業の関係者によると、ワッキーが手術しない道を選択した理由の一つとして「声帯へ万が一影響を及ぼす可能性も考慮された」とのことだ。

芸能人にとって声は商売道具といってさしつかえないだろう。

過去には09年に死去したロック歌手の故忌野清志郎さん(享年58)、11年に死去した落語家の故立川談志さん(享年75)がいずれも喉頭がんで声帯摘出手術を拒否したという事実がある。

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同じ喉頭がんを患った音楽プロデューサー、つんく♂は「生きる道を選んだ」と14年に声帯を摘出したことも保険会社のCMでおなじみだろう。

ワッキーと同じ中咽頭がんを患った芸能人には、テレビの司会などで活躍した故大橋巨泉さんや、仕事復帰を果たした、世界的音楽家の坂本龍一らがいる。

また落語家の林家木久扇が喉頭がんになったが、手術を避けて放射線治療で回復を果たし、今も「笑点」などに出演している。

中咽頭がんの要因について医療関係者は一般的には「タバコと酒」を指摘。ただし事務所関係者によると、ワッキーは「タバコは吸っていない」という。

「幸せ者」ツイッターも話題

吉本がワッキーの病気を公表してすぐ、本人もツイッターを更新。復帰を誓ったワッキーだった。

ただその後も、ツイッターでは闘病生活のことはあまり触れず、いたって通常運転を保っている。

ファンからは「回復を心からお祈りいたします」「お大事になさってください!」「ゆっくり体を休めて、また帰ってきてください!復活待ってます!!」などのエールがつねづね送られているようだ。

ワッキーはサッカーの強豪校出身でもあり、芸能界随一のサッカーファンで知られる。もともとツイートもサッカーの話題が多かった。

そんなこともあり、Jリーグや世界のサッカー関係者からも多くのエールが届いており、本人としては感無量の様子だ。

このように各方面からエールを受け、気丈に振る舞っているワッキーだが、治療がきついという本音もぽろっと漏れた。

現在、放射線化学療法による治療を受けているワッキーは、

「こんな世界的なスターからもメッセージいただきました。本当にありがとうございます。僕は幸せ者です」

とサッカー元スペイン代表のルイス・ガルシア氏、フェルナンド・モリエンテス氏から激励のメッセージが届けられた動画を添付。

また同時に現在の状態については、「僕の治療は順調ですが副作用でかなりキツい状態です」と説明し、それでも「皆さんからの応援を励みに頑張っています」と応援のメッセージが力になっていると感謝した。

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予定どおりに治療が進めば、休養の期間は8月末まで。一日も早く元気な姿が見られるよう、しっかり治療に努めてもらいたい。