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えなりかずきとの共演NGを泉ピン子が証言「誰のおかげであのガキ」

女優の泉ピン子(74)が今月23日、歌手・和田アキ子がパーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」に5年8カ月ぶりにゲスト出演し、その発言に注目が集まっている。

かねてより噂されていた、俳優・えなりかずき(36)との“共演NG”について触れたのだ。泉ピン子とえなりかずきは、ドラマシリーズ「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)で親子役として共演していたのだが、あるときからその共演シーンがあまりにも少なすぎると指摘されていたのだ。

えなりかずが泉ピン子に「共演NG」

女優の泉ピン子が今月23日、歌手・和田アキ子がパーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーンアッコのいいかげんに1000回」(土曜・午前11時)に生出演し、その際の発言に注目が集まり、ネットニュースになっている。

番組では和田が、2019年に週刊誌上で掲載されて話題となった、「渡る世間は鬼ばかり」で共演していた俳優のえなりかずきと泉との共演NG報道について触れたのだ。和田が「一時期、週刊誌で、子役のえなりかずき君がピン子ちゃんのいじめがあって…」と振ると、泉は以下のように答えた。

悪いけど、えなりと私、絡まないのよ」とした上で、「だって私は膨大に出ているし、膨大なセリフがあるし、人のことどうでもいいのよ、悪いけど。だって自分が覚えていることをその日のうちに何十シーン撮らないといけないんだし。だから自分が覚えていることで、精一杯だから」と明かした。

実際にいじめがあった、なかったについて語ることはなかったが、「えなりと絡むことはない」という事実ははっきりと口にしたのであった。

しかし、「絡むことはない」というのは、泉が避けている・共演NGを出しているといった意味合いではなく、物理的に「絡むことがない」ということであったようで、絡むことがなければいじめをすることも不可能だ、というのが泉サイドの見方のようだ。

どうやら、共演NGを出していたのは、泉サイドではなくえなりの側の話。「渡る世間は~」シリーズでは2人は母子を演じたのだが、同作脚本家である故・橋田壽賀子さんが生前、2019年に雑誌「週刊文春」の取材で、「(泉ピン子と)一緒に出ると、えなり君が発疹が出たりする」などと、えなり側が泉に対して“共演NG”の意向を示していたと告白したのだ。

泉は、えなりと絡むことが少ないにもかかわらず共演NGにされたことを疑問視し、「誰のおかげであのガキも本当に」と呆れるように漏らす場面もあった。

また、泉は橋田さんからも「何があったの?あんた」と聞かれたといい「私はまったく知らないし、共演者、スタッフが、ほとんどあなたは(えなりと)話してないでしょうって。でも共演者の1人が(えなりが)ちょっとマズったことを大阪の番組で言っちゃって、それが引きずって仕事がなくなって、ピン子さんのせいにしたんじゃないかって」と証言したことも明かした。そのエピソードに対し、和田は「えー!」と驚いていた。

母子役なのに共演シーンほぼなし?

2011年に連続ドラマとして終了したあとも、2012年から2019年の間にわたっては、2年に1回のペースでスペシャル版として放送されていた同作。しかし、あるときから、母子である泉ピン子とえなりかずきの共演シーンは確実に目に見えて減っていたのだ。

えなり演じる眞と、泉演じる五月は実の親子役であるにもかかわらず、2015年を最後に共演シーンがなくなっている。2019年版でも眞は大阪へ出張していたり、営業に出ていたりと、何かと理由をつけて五月との対面を避けている様子だったのだ。

そんなことから視聴者からも、「いくらなんでも不自然すぎる」との声が上がっていたという。故・橋田さんによると、えなりはピン子と共演すると発疹が出たり、おかしくなってしまうということから、橋田さんもやむなくそのような脚本にしたのではないだろうか。

「共演NGの申し出は頭にくる」

また、一部の週刊誌によれば、そうした事情によって脚本が書きにくくなることについて、橋田さんもあまりいい気はしていなかったとも語られている。「日刊サイゾー」によれば、橋田さんは生前、「(共演NGに関して)私、えなり君にものを言うのも嫌なのね。そういう申し出をすること自体、私は頭にくる」とも語っていたそうだ。

「肝心の嫁姑問題は絶対にできない。母親と息子のマザコンみたいなものさえ書けない。アホみたいな話ですよ。役者がケンカしてるから、書けないって」とも嘆き、2人の関係悪化によって物語の核ともいえる母と息子にスポットを当てたストーリーを描くことすらままならないという。

たしかに、母子が顔を合わせない不自然なストーリー展開を続けて、視聴者からの不満や疑問は脚本家である橋田さんのもとへも届いていたはずだ。自分が書きたいものも書けず、不満ばかり耳にしていたのでは、これらの事情を明らかにせざるを得なかった理由も見えてくる。

日本を代表するホームドラマとしても知られる「渡る世間は鬼ばかり」で、母と息子役を演じる泉とえなりの間に修復不可能なレベルの軋轢が生じているというのはファンにとってもそれなりにショッキングな事実だったようで、「知りたくなかった」などの声も多く聞こえた。

惜しまれながら、今年4月に自宅のある静岡県・熱海市で息をひきとった橋田さん。もし今も存命だったとしたら、2年に1回ペースで放送されていた「渡る世間」は今年に放送されていた可能性もある。泉とえなりを共演させないための次の理由もすでに考えてあったのだろうか。真実は今となってはもうわからない。