藤原竜也と再共演の松山ケンイチは現在妻・小雪と田舎で狩猟生活

俳優・藤原竜也と松山ケンイチが、来年公開の映画「ノイズ」でダブル主演することがわかった。日本のみならず欧州でも人気を誇る筒井哲也氏の同名コミックが原作で、絶海の孤島を舞台にした新感覚のサスペンスだ。

不可抗力で殺人を犯してしまった青年と、事件の隠ぺいに協力する幼なじみの共犯者という役柄で、映画「デスノート」(2006年公開)の名タッグが復活することとなった。

松山ケンイチといえば結婚相手は言わずと知れた女優・小雪だが、現在2人は田舎に移住し、もっぱら自給自足生活を楽しんでいるということも噂されている。

デスノート以来の再共演

出典:デイリースポーツ

今回「ノイズ」で藤原竜也が演じるのは、過疎化に苦しむ島の若きリーダー・泉圭太。特産品の“黒イチジク”を生産し、島の復興の期待を一身に担うが、島を訪れたサイコキラーの元受刑者を誤って殺してしまう。

松山ケンイチ演じる幼なじみの猟師・田辺純は、島の未来を守るために泉の死体隠しに協力。しかし、平和だった島に悪意が広がっていき…というストーリーが展開される。

2人は過去に、映画「DEATH NOTE」で初共演している。同名の漫画を原作としており、藤原が悪人を抹殺していく主人公・夜神月(やがみ ライト)役、松山が月を追い詰める名探偵・L役として、火花を散らすライバル関係を熱演。戸田恵梨香の演じる「ミサミサ」もハマり役だと好評を得た。

天才VS天才の対決は世界を熱狂の渦に巻き込み、シリーズ累計興行収入は100億円を突破した。

約15年の時を経て、今度はライバルではなく共犯関係に。これには2人のファンのみならず、デスノートファンも興奮している様子がSNSの書き込み等でうかがい知れる。藤原は、松山との再共演について以下のようにコメントしている。

「松ケンと作品で共演するのは本当に久しぶり。芝居に関しても、仕事への姿勢を見ていても、とても頼りがいのある役者になっていて、撮影中は僕自身が救われました」

と、後輩の成長に感慨。また、「劇中では幼なじみの設定ですが、実際にも長年の付き合いがあるからこそ出せる独特な空気感を良い形に観せられたら」と、2人の関係性が生み出す芝居に自信を見せた。一方の松山も、

「竜也さんとの共演は久しぶりですが、改めて演技の暴力に打ちのめされました」

とし、「これがあるので竜也さんとの共演は楽しくて仕方がありません」と盟友との再タッグを喜んだ。

最近の松山ケンイチ出演作は?

高い演技力や役作りへの情熱は幅広い層から支持されており、日本を代表する実力派の役者として知られている松山。一時期に比べて出演作数は減っているようにも思われるが、現在も主演・助演問わず数々の作品に出演し、精力的に活動を続けている。

昨年11月にはNHKドラマ『こもりびと』主演に抜擢され、重いストレスを抱えたことから、長年ひきこもり生活を送る主人公・倉田雅夫の苦悩をリアルに演じた。

また、現在も全国で公開中の映画『BLUE/ブルー』に主役として出演している。木村文乃、東出昌大らを共演に迎えた、ボクシングのストーリーだ。

また、10月スタートの小栗旬主演ドラマ『日本沈没ー希望のひとー』(TBS系)への出演も決まっている。「日本沈没」はこれまでに何度となく映画化、ドラマ化、アニメ化されてきた不朽の名作だが、今作では舞台を2023年の東京に置き換え、主人公を含むオリジナルキャラクターが登場するなど大胆なアレンジを加えて制作されるということだ。

現在は小雪と田舎で自給自足生活!

そのように現在も大忙しの松山ケンイチだが、2011年に小雪と結婚したのは有名な話。松山は入籍した後に行われた結婚会見で、小雪との出会いや交際に至るまでの過程や印象についてなど、さまざまなことを語っており、交際を申し込んだのは自分からだということも明かした。

自分より9歳年下の俳優から愛を告げられ驚いた小雪に、「あなたみたいなひよっこに大丈夫なの?」といわれてしまったという微笑ましいエピソードも語っている。それでも、松山の小雪への熱は収まらなかったようだ。

現在は息子2人に娘1人という3人の子供たちに恵まれた夫婦だが、2018年頃から、東京での生活を窮屈に感じており、田舎暮らしに憧憬を抱いていたという松山の望みを叶えるべく、北日本の雪深い田舎に一軒家を買ったと「週刊新潮」が報じている。

そして、1年の半分をその別宅で家族とともに過ごしているというのだ。そこでは自宅前の畑で野菜を収穫したり、狩猟を行ったりと、いわゆる「自給自足」生活を送っているのだそうだ。

妻の小雪も、畑で採れたオーガニック野菜などを使い、家族に料理を振舞ったりと、もっぱら田舎暮らしを満喫しているようだ。

そのように、東京と地方との行き来で二重生活を送っているため、表舞台での仕事が減ったという印象を受けていたのは、あながち間違いではなかったようだ。自分の生活とスケジュールを調整しながら仕事を組んでいるのだろう。