23日の22時からNHK総合で放送された特番「安室奈美恵 告白」に安室奈美恵(40)が出演。
小室哲哉プロデュースから離れすごく不安になった当時の心境や、母になり感じた思いを込めて作った曲、引退を決意した理由、ミュージシャンとしての自身の考えなどをなど赤裸々に語った。
安室奈美恵が母になり思いを込め自身が作った曲とは
2001年、1月に発売したリカットシングル「think of me/no more tears」を最後に小室哲哉のプロデュースを離れた当時23歳の安室奈美恵。
「不安には、すごくなりましたね。最初、どうするんだろうと思った」
と、小室哲哉プロデュースを離れた当時の心境を振り帰り語った。当時のレコード会社の担当者から、
「自分で自分のことをプロデュースしなよ」
と、言われてどうしようと考えた安室奈美恵は、
「その時は息子もいましたので、この子のために何が出来るとか思って素直に思ったことを言葉にして書きました」
と、2001年8月8日にリリースした「Say the word」を1998年5月19日に長男を出産し、母になって感じた思いを込め作ったことをNHK特番「安室奈美恵 告白」で語った。
20代後半には引退のビジョンが
来年9月16日に引退することを発表している安室奈美恵は、23日に放送されたNHK特番「安室奈美恵 告白」の独占インタビューで引退についても語った。
安室奈美恵は、今年突然発表しファンなどを驚かせた引退表明について、
「理由はあり過ぎて、深すぎて…。今回、40歳で25周年なのかなって。歌を歌う自分にピリオドを打つには、すごくいい節目の年なんじゃないかと思いました」
と、引退理由はあり過ぎて深いと簡単には表現できない安室奈美恵。20代後半にはすでに引退について考えていたようで、
「自分の頭の中に引退の文字がちらついたのは20代後半でした。手探りでいろいろ悩んで…。でも、誰にも相談もできずに。相談できないってことが一番の大きな悩みでもあって。」
とインタビューに引退についての心境を正直に明かした。
「引退する時は大きなコンサート会場で引退コンサートをするって決めていたなと、ふと思い出して…。そう思い出した瞬間にまだまだ終われないし、その間は必死な顔して、もがけばいいじゃんって。単純に楽しみ続けれるよう、やってみようかなと思ったんです」
20代後半にちらついた引退から、単純に楽しみ続けれるようやってみようかなと決意し今に至った経緯を赤裸々に話した。
5年前には引退を決意していた
「引退する時は大きなコンサート会場で引退コンサートをするって決めていた」
そう引退が脳裏に浮かんだ20代後半から今までもがきながらトップ前線で活躍してきた安室奈美恵だった。しかし、5年前の20周年を迎えた35歳でドーム・ツアーを実現させ、夢を叶えてしまった。
「引退の文字が来たのは、20周年が終わった時でした。来年のドームツアーが終わったら(引退する)という話をマネジャーにもさせてもらって。その後の1年は自分の気持ちを精査する1年にしようと思った」
「でも、20周年が終わった時に引退できなかった。すべてをやり尽くしたので、20周年の後に引退できないって、一体どうしたらいいんだろうと。もう、燃え尽きていたので…。でも、ファンの人たちが悲しむので、自分がワクワクするにはどうしたらいいかと考えて、今度は25周年を目標に定めたんです。20周年で(ドームツアーを)できたのも奇跡。5年後に(もう一度満足するものが)できるなんてあり得ない。だから、ファンの方に喜んでもらえる5年間にしようと、アルバム作って。コンサートして」
と、目標を達成したが引退出来なかったこの5年間、ファンの方に喜んでもらえる5年間にしようと活動継続の理由を明かした。