プロ野球復帰に意欲を見せていた新庄剛志が13日、この日までにオファーがなく復帰を断念したことを発表した。
新庄氏は7日に行われたプロ野球12球団トライアウトに参加。最終4打席目に左前適時打を放ち、大きなガッツポーズで存在感を放っていた。
また、バラエティ番組出演などの際には整形がたびたび噂されている新庄剛志。その噂の真相に迫る。
新庄剛志の経歴や年俸は?
阪神タイガースのイメージが強い新庄剛志。西日本短期大学附属高等学校を卒業後は、ドラフト5位で阪神タイガースに入団。
1990年から10年間にわたって阪神タイガースに所属した。入団時に360万円だった年俸額は、2000年には7800万円にまでなった。
その後、メジャーリーグに挑戦。ニューヨーク・メッツ (2001)、サンフランシスコ・ジャイアンツ (2002)、ニューヨーク・メッツ (2003)でプレーした。
2004年から2006年にわたっては、北海道日本ハムファイターズに所属。2007年、35歳で現役を引退した。
現役引退後はバリへ移住し、タレントとしても活躍していた。そんな新庄氏が現役復帰を目指し、再び練習を開始。
NPBより自由契約選手として公示されたことで注目を集めていたのだった。
日ハム斎藤佑樹に謝罪なぜ?
トライアウトでは新庄氏は引退時と同じ、日本ハムの背番号「1」のユニホームを着用。
トレードマークとも言える赤色のリストバンドやネックウォーマーなども身にまとった。
自らのユニホーム姿については、
「今日心掛けたのはオーラを出すこと。ユニホームの着こなしも今風ではなく、胸を開き気味にウエストも絞って」
と着こなしへのこだわりを説明した。
その一方で、現在、日本ハムで背番号「1」は、「ハンカチ王子」として注目を浴びた斎藤佑樹投手(32)が使用中。
そのため、「(背番号1番を)今つけている子に悪い…」と斎藤投手に対して謝罪する様子も見せていた。
プロ野球復帰は断念へ
新庄氏が参加したプロ野球12球団トライアウトは会場は非公表ながら、無観客で行われた球場外には数十人の女性ファンも集まるほど、人気は衰え知らずだった。
「難しいかな、どうかなという時期もあった。だけど、日本中みんなの『トライアウトまで応援しています』というコメントをいただいて、もう1回気合を入れ直した。感謝しかない。48歳という年で、この舞台に立つまでにいろいろな努力をしてきたものを見てもらって、少しは勇気を与えられたかなとも思う」
と話していた新庄氏。挑戦を長引かせる気持ちはなく「6日間でオファーがなかったら野球は終わる。それはキッパリ」と断言し、充実感に満ちあふれているようだった。
自身のSNSで復帰断念を公表した新庄は、
「1%の可能性を信じてやって来たが、今日0%になり、ただただ悔しいし情けない。身の程を知りました! 応援してくれた皆んな、サポートしてくれた皆んなに申し訳ない!]
と挑戦をあきらめることを表明した上で、
「しかしいくつになっても挑戦した自分に悔いはなし! みんなも挑戦する楽しさをわかってほしいなぁ! 短い1年だったけど応援してくれた皆さん、有難うございます。感謝します!!」
と周囲への感謝とともに振り返った。
張本勲「サンデーモーニングに出たら」
新庄氏の挑戦はニュースなどでも取り上げられていた。野球評論家の張本勲氏はTBS系「サンデーモーニング」で、「新庄がもう一回トライしたけど、返事ないみたいなんで別の道で頑張ってもらいたい」と語った。
トライアウトでプレーする選手たちの姿を見た張本氏は、改めて以下のようにコメント。
「野球が好きな人たちだからどこか取ってくれるといいんだけど。新庄はもう無理だわね。48ですから難しいけど、この人は人気あるからどこにいっても案外人気が出ると思う」
と後押し。“喝”のコーナーで注目されたこともあり、
「一回出て来てくれたらいいのに。サンデーモーニングに。なあ、新庄、出てこいよ」
と呼びかけた。
顔が変わった?整形やタトゥーも告白
「プロ野球界の異端児」「プリンス」など数々のあだ名を持ち、色黒の肌に真っ白の歯でさわやかなイケメンだった新庄剛志。
現役時代にも、下半身強化を重要視される中、「ジーンズが履けなくなるのが嫌」などの理由で下半身のトレーニングを行わなかった、なども有名な話で、その美意識の高さは折り紙つきだ。
そんな新庄剛志の顔の変化が話題になったのが、今年9月に放送された「櫻井・有吉THE夜会」でのこと。
変わり果てた新庄の目や眉に、世間からは「顔が変わった」「別人」という声が湧き上がったのだった。
2017年2月放送の「しくじり先生」も見逃せない。このときには、アーチを描いたような不自然な眉やカラーコンタクトが注目された。
同年9月、番組で「眉毛が変」と指摘された新庄は、「これ変でしょ?眉タトゥー入れてもらったんだけど失敗」と明かした。
また同じ時に、美容整形も施したとあっけらかんと告白。「自分の顔に飽きた」という理由で、街で見かけた美容形成クリニック立ち寄り、施術を受けたのだという。
そのとき持っていた現金100万円で、「マイケルジャクソンにして」「100万円以内で好きに変えて」と医師に依頼したのだという。
さすが球界の異端児は、美意識も規格外だった。