1990年代に一世を風靡したグループ・SPEEDのメンバーである上原多香子がTwitterを再開したことが、物議を醸しているようだ。
上原多香子は今月、およそ1年5カ月ぶりに自身のTwitterを更新。庭園デザイナーの石原和幸氏に弟子入りしたことを報告した。
上原のプライベートはいわくつきだ。前夫が自殺した原因は上原の不貞行為であり、その相手ともさらに別れ現夫と再婚しているなど、世間を大いに騒がせたのは記憶に新しい。
不倫を苦に前夫が自殺
上原といえば、夫でヒップホップグループ・ET-KINGのTENNさんが自死した2014年当時、俳優・阿部力と不倫関係にあったと17年に報じられ、世間を驚かせた。
上原と阿部の2人は2014年に舞台で共演したことをきっかけに仲むつまじくなったようだ。
当時TENNさんと婚姻関係にあったにもかかわらず上原は、阿部とのLINEで「2人の子供作ろうね」「もう旦那さんには戻れない」といった衝撃的なやりとりを繰り広げていたのだった。
TENNさんはこのLINEのやりとりを見てから1ヶ月もしないうちに、自ら命を絶ってしまった。
さらにTENNさんが残した遺書には、子供ができないことについて上原に謝罪する内容が書かれていたことや、上原と阿部がLINEで子づくりについて会話していたことにも触れられていた。
その時点では遺書が公になることはなかったのだが、TENNさんの死から3年経った2017年、遺族が公開する運びとなったのだった。
現夫との交際報道で急展開へ
実は、TENNさんの葬儀の後、遺骨は上原ではなく遺族が預かることに。またその後の上原の人生も考え、「籍を抜いていいよ」と勧めていたという。
2016年の三回忌法要の際にも遺族からは同じくその話を持ちかけたが、上原はそれを拒否。「森脇(TENNさんの苗字)のままでいたい」と語ったという。
しかし翌年、2017年になり、現在の夫である演出家のコウカズヤ氏と上原との交際が明るみになった。
遺族によれば、この報道が出る直前に上原が遺族のもとを訪ね、「結婚したい人がいるので籍を抜かせてほしい」と申し出たという。
またTENNさんの自殺理由も明らかになっていなかった当時は、マスコミなどが、「前夫の死を乗り越え」といった形で上原に寄り添う報道もしていた。
それに加え、TENNさんの自殺の理由が自分にあることから、上原が「少しずつでもお金(解決金)を支払うので」と遺族に伝えたものの、遺族としては、「このまま縁を持ち続けたくない」という感情になったようだ。
「私たちだけは抱えきれない」と遺族が事の全容を公にする形に。前夫が自殺してしまった悲劇のヒロインから、諸悪の根源へと上原の株は失墜した。
当時のLINEの文面なども公にされ、上原は芸能活動休止に追い込まれた。また破局して数年経っていたものの、当時の不倫相手だった阿部にも多くの非難が相次いだのたっだ。
現夫のツイッターも大炎上
「TENNさんが死去後、上原はたまにテレビの仕事などをこなしながら、活動の軸を舞台に移していましたが、不倫報道以降は表舞台から姿を消し、以降どのような生活を送っていたのかは謎のベールに包まれています」
上のように語るのは、週刊誌の記者だ。TENNさんの自死の理由が明らかになる前こそ芸能活動を続けていた上原だが、その後はというと謎に包まれている。
不倫報道が出る前年の2016年には、現夫である演出家のコウカズヤ氏と結婚し、第1子を出産した上原。
昨年5月に上原が『母の日。母と呼ばれた日。感謝』とツイートして批判が巻き起こった際、コウ氏は上原を擁護するためだったのか、批判に立ち向かった。
しかし、そのやり方がよくなかった。
一般人からの問いかけに対し、コウ氏は「うちの嫁は元夫を自殺に追いやったりなんかしていない」「自殺した場合は両親の育て方に非がある」など、TENNさんを揶揄する数々の投稿をした。
これが波紋を呼び、当然といえば当然だが、コウ氏は所属していた劇団をクビになった。
上原にはSPEED時代の蓄えがあっただろうものの、芸能活動による収入の口を絶たれ、今は家族で築30年のアパートで暮らしていると『女性セブン』(小学館)にのちのち報じられている。
上原がツイッター再開も賛否
上記のような報道以降は非公開となっていた上原のツイッターアカウントだが、今月その鍵がはずされ、公開された。
上原は長崎県長崎市にある「三原庭園」という場所を、庭園デザイナーの石原和幸氏と笑顔で歩く動画を投稿。
あわせて彼に弟子入りしたことも報告し、ここで修行すると明かした。
また、タレントで親交のある小川麻琴のブログにも登場。以前と変わらない姿を見せた。
芸能活動をストップしていた上原が、このタイミングでタレントのブログに登場したり、ツイッターを公開して園芸家への弟子入りを公表したりするメリットとは、一体なんなのだろうか?
ネット上などでは、上原の新たな活動を応援する声もある一方で、上原の「周囲を不幸にする力」にも注目が集まっている。
前夫は自死し、不倫相手は報道を機に人気失墜し、現夫はツイッターで大炎上し、あげく劇団をクビになってしまった。
上原にとっては、真摯に自身の一番身近な家族のために、表舞台に出ることをやめるときなのではないかと感じさせられるが。